2020/03/28
2021/01/19
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外務省の統計(2019年版)によると、日本人の約2.6万人がマレーシアで海外渡航者として生活しています。
このマレーシアの数字は2011年に発生した東日本大震災がきっかけとなり、1年で倍の数字になっています。東日本大震災が発生した年に、多くの日本人が避難した先が、マレーシアでした。それだけマレーシアが日本人からすると住みやすい国に見えたのでしょう。
さらに最近では飛行機代もどんどん安くなってきており、島国日本からでも海外がとても身近になってきています。また、日本のパスポートは世界でもトップの評価をもらうほどのパスポートであり、様々な国にビザなしで入国することができますので、その意味では、日本人ほど海外に行きやすい国民はいないとも言えます。
では多くの人たちがマレーシアを移住先に選んでいる理由とは何でしょうか。「マレーシア移住」を検討されている方に向けて、以下、弊社が考える10の理由をご紹介します。
マレーシアの気候は、雨季や乾季はあるものの日本のような四季はなく、年間を通じて日中の平均気温が30℃前後で安定しています。日本の夏のようなじめじめした暑さはではないため、体に優しく、ゆったりと過ごせます。高齢の方にも過ごしやすい気候です。
また、日本の春の風物詩となる花粉症は、こちらマレーシアではありません。空港に到着すると花粉症の不快感から解放されます。花粉症にお悩みの方が、マレーシアに移住して良かった理由の1つとしてとして挙げられるケースは少なくありません。また、湿気も心地よくあるので、肌の乾燥に悩まされることもありません。
日本からの時差も1時間しかないため、飛行機移動の後、活動したとしても負担が少ないところは、体感してこそ感じるメリットではあります。
マレーシアは、イスラム教徒であるマレー系と、中華系、インド系といった、バックグランドの異なる民族が対立することなく共存しています。歴史的には対立する時期もあったそうですが、そうした歴史を通じて共存するすべを見つけています。
そうした考えは、我々日本人のような他のバックグラウントの人間が現れたとしても同じように接してくれます。人と接するときのベースに多様性のスキルがあるため、部外者である我々日本人を含めた外国人をも優しく迎えてくれる度量の大きさを感じさせてくれます。
マレーシアは、公用語はマレー語ですが、英語で多くのやり取りは可能となっています。町にある掲示もほとんどが英語なので、我々外国人にも親しみやすく生活をしていて安心感があります。マレーシアは英語力ランキングでもアジアでは上位ですので、英語の勉強環境としても適しています。なお、日本人が生活をするエリアは中華系マレーシア人が多く住むエリアのことが多いので中国語でも生活が可能です。
マレーシアは、元イギリス領であったということもあり、社会インフラがしっかりと整備されています。法体系、道路、水道、電気、インターネットといった社会になくてはならないものがしっかりしています。日本の社会にも近い部分があり、日本人にも受け入れやすいです。
たまに、大雨や雷などでインターネット通信が悪くなることもありますが、心配するほどではありません。停電なども少ないです。
また、マレーシアでビジネスを始める場合や不動産を購入する場合でも、しっかりとした法体系に守られて活動することができるのは、とても安心材料になります。
我々日本人にとっては、「地震」等の自然災害とどのように共存するかが重要テーマになります。しかしながら、こちらマレーシアは、プレートで言えば硬い地表の場所に位置するため、地震を感じることがありません。また、強い雨は年中発生しますが、台風などは発生しません。総じて「災害」を感じることが少なく、安心して生活ができます。
マレーシアは、東南アジアの中では治安のよい国だと感じます。隣国のシンガポールと比べるとまだまだの部分もあります。特にひったくりのような軽犯罪は多いので気を付けなければなりませんが、日ごろから注意していればあまり問題はありません。ちょっとした意識の持ち方(海外にいることを忘れない)で安心した生活をすることが可能です。特に拳銃を持っているような国ではないので、女性やお子様が生活をしたとしてもそれほど心配はないですね。
マレーシアは、ランカウイ島やペナン島など有名なリゾートがありますが、ジョホールにもデサルコースト、ラワ島、アウル島など自然豊かなリゾートがいろいろあります。特に東側は海もきれいなところが多くあります。
また、マレーシアには多数のゴルフ場があり、移動もしやすいうえ、安い料金でプレーすることができます。マレーシアに移住してからゴルフを始められた方も多くいらっしゃいます。
マレーシアで生活していると、人の優しさを感じます。マレーシア人は親日的とも言われていますが、日本文化や日本人を尊敬しているところがあり、我々日本人がマレーシアにいると、知っている片言の日本語を使って話しかけてきてくれます。マレーシア人が日本を好きでいてくれるから、日本人である我々も日本という母国にプライドを持て、マレーシアにも敬意を払えるという現象が起きます。このようなことを感じられる国はなかなか少ないのではないかと思います。
ここまで、マレーシア移住のメリットを書いてきました。では、マレーシア移住のデメリットとは何があるのでしょうか。7つのポイントを挙げてみます。
マレーシアでは基本的に車での移動が基本となります。日本では徒歩移動や自転車、公共機関を使った移動が一般的ですが、そういった感覚とはかなり違います。例えば、歩いて10分程度のスーパーに行く場合でもマレーシアでは車を使います。歩いて行けないわけではないのですが、しっかりした歩道がない場合が多く、特に外国人の場合は安全面を考えると車での移動がベターです。
このような環境のため、日頃運動をする習慣がない方は、マレーシアでは歩く機会が少なくなるため、積極的に日常に運動を取り入れないと運動不足にはなりがちです。
また、マレーシアの運転マナーはお世辞にもあまりよいとは言えないところがありますので、ご自身で車を運転する機会が増えるマレーシアでは、日ごろから注意して運転をする必要があります。
マレーシアにおけるヘイズは、インドネシアの焼畑農業などにより発生した煙が流れてくることによる大気汚染です。ひどい時では、空が煙で覆われて白くなり、視界が悪くなります。
健康への悪影響もあることから外出を控えなければならない場合なども出てきます。
国教がイスラム教のマレーシアでもお酒は買うことができます。ただ、比較的販売価格は高めです。また、どこでも購入/飲酒できるわけではありませんので、お酒好きの方は事前に情報をチェックしましょう。
複数の文化が融合するマレーシアでは、各文化でのお祭り、お祝い事などがあるため、そのたびに花火が上がったり、爆竹や太鼓の音、音楽などが深夜まで続くといったことがあります。特に小さいお子さんがいるご家庭では気になる場合があります。
マレーシアの常夏気候においては、虫とは仲良くお付き合いするのがいいですね。一時的に駆除しても、また出現するというのが一般的かなと思います。自宅で発生する虫としては、アリ、蚊、ゴキブリ、ヤモリなどです。定期的な掃除で清潔を保ちつつ、虫駆除アイテムなどを駆使しながらうまく付き合っていくのが良いと思います。
「約束した時間に来ない」「約束を直前にキャンセルされる」などは、マレーシアでは普通です。例えば、18時から開始という宴会が20時から始まる、といったことも普通に起こります。
そういった時間の感覚は日本人とはだいぶ異なりますが、「マレーシアではそういうものか」と受け入れ慣れてしまえば、楽です。
基本的にはマレーシアの医療でも問題なく診てもらえますし、薬も処方してもらえます。ただ、マレーシアでは外国人が公立病院を利用するのは難しいので、基本的には私立病院を受診することになります。よって、医療費は高くなりがちです。医療費が心配な方は、あらかじめ、医療保険に入っておくと良いでしょう。また、常備薬がある方などは、日本から十分な量を処方してもらいマレーシアに持ってくる、または、現地の医者に一度かかってみて同じ薬の処方が可能かどうかなどを確認してみると安心できます。
マレーシア移住のメリット・デメリットをご紹介しましたが、デメリットも準備や対策を講じればそこまでの問題にはならないのではないかと感じます。ですが、実際にマレーシアに移住してきたものの、満足されずに帰国されるケースがあるということも事実です。
弊社が現地での活動を通していろいろな方々を見てきて思うのは、マレーシア移住生活に合う人と合わない人では以下のような特徴があるように思います。
上記の通りです。
合わない人の特徴は自分の常識や価値観、習慣を他人に押し付けがちな印象です。「郷に入れば郷に従え」で、柔軟な心で過ごすとマレーシアライフも楽しめると思います。
ここまででマレーシア移住のメリット・デメリットをお伝えしました。マレーシアを好きになるかならないかは個人差があるのですが、それでも好きになる方の割合は多い国ではないかなと思います。マレーシアを有効活用する意味では、いくつかのマレーシア移住のパターンがあります。どのパターンを選択するかも、どのぐらいの期間をマレーシアにいるかもみなさん次第です。
国際感覚を身につけるという意味では、マレーシアのような環境はまさにうってつけの国だと思います。また、外国人の子女が入学しやすいインターナショナルスクールが多数開校しており、学校の雰囲気、教育内容、学費、エリアなどから選ぶことが出来ます。日本のカリキュラムとは異なるカリキュラムでの学びになりますので、悩ましい所も出てきてしまうかもしれませんが、新しいカリキュラムでの学びだと頭を切り替えるのが良いです。
お子様の年齢にもよりますが、海外のインターナショナルスクールで学び、そのあとに日本の学校に戻るルートもありますし、もちろん海外学校に引き続き通うルートもあります。教育移住でとても大切なのが、お子様をどのような大人に育てたいかによります。それにより、日本での教育が良いケースも、海外のインターナショナルスクールを活用したケースも、ずっと海外での教育で良いケースもあり得ると思います。
マレーシアに移住される日本人の割合として、もっとも多い移住のパターンが、この(早期)リタイアメント移住です。みなさん、引退する前にMM2Hビザを取得し、あるいは不動産なども用意して、引退した後にマレーシアに移住するケースです。一般的には引退してしまうと収入源が少なくなりますので、収入が少なくなってもコストを抑えて生活を楽しむという意味では、マレーシアの物価安はとても助かります。さらにはゴルフやマッサージなどで体のメンテナンスをするにしても、マレーシアは素晴らしい環境を備えていると思います。
いくばくか余裕資金があれば、マレーシアの銀行口座に預金を入れることで3%程度の金利を得ることができます。しっかり運用するとそれ以上の運用益を得ることもできます。
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マレーシアは法整備がしっかりと整っている国になります。そのため他のアセアン諸国に比べても、マレーシアで不動産を取得するのも問題ない国です。海外で外国人が権利を主張できる環境が整っているということになります。そうした環境のため、外国人がマレーシアに法人を作り、ビジネスを行うことも可能です。マレーシアにとっては、ビジネスを外国から持ってきて、地元の雇用を確保してくれることはWelcomeなことですから、そうした外国人投資家に対する優遇なども用意しております。タイミングや活用方法を間違わなければメリットになりますので、ぜひ、検討してもらいたいと思います。ビジネスを通じて他国を知るというのも面白い経験になります。
IKI LINKSでは、様々なニーズに合わせたマレーシアへの移住に関するご相談受付、ご提案、サポートを行っています。
ご自身のライフスタイルの中にマレーシアの活用をお考えでしたら、是非お問い合わせください。