2020/06/03
2020/12/07
いよいよマレーシアでの移住生活が始まります。
さて、月々のマレーシアでの生活費用はどのぐらいになるのでしょうか?
マレーシアは、物価が安い国として有名ですが、どのような生活を送りたいかにより、コストのかかる生活もできれば、コストを抑えた生活も可能です。
今回ご紹介するのは、教育移住でマレーシアに来られた3人家族(夫婦+子供)の標準的なモデルとお考えいただければと思います。なお、この費用の中には、子供にかかる教育費(インターナショナルスクールの学費や習い事など)は含んでおりません。
家賃は、2020年のマレーシア相場という意味では、以下のレンジが有効です。
マレーシアの不動産マーケットは、若干供給過剰なマーケットであり、割安に賃貸物件を見つけることが可能です。
また、ローカルオーナーなどは、早く入居者を見つけたいために、いろいろと追加サービスをしてくれるオーナーもおります。
優しいオーナーの物件に出会えるかどうかは、マレーシアでの移住生活を安心したものにしてくれるかどうかに影響しますので注意ポイントです。
これからマレーシアでの生活をエンジョイするのですから、せっかくですので3bedroomのお部屋を選択されてはいかがでしょうか?
マレーシアのコンドミニアムの賃貸では、プール、ジム、子供用遊具付き公園は以下の共用施設が活用できます!マレーシアのほとんどのコンドミニアムには、駐車場、プール、ジム、子供用遊具付き公園、バーベキュー場が備わっており入居者は利用することができます。
コンドミニアムによってはさらに以下のような施設が備わっています。
コンドミニアムにより、追加料金を求めるところもあるかもしれませんが、基本的には毎月の管理費のなかで活用できるファシリティです。管理費はオーナーが支払うものになりますので、テナントは心配いりません。
セキュリティ面でも、それほど古くないコンドミニアムであれば、セキュリティもしっかりしていると思います。
マレーシアの水道光熱費は、驚くほど安いと思います。
コンドミニアムで水道を使っている場合、上下水道料金で、RM30/月ほどです。この値段は、コンドミニアム内の基本料金+各お部屋での使用量に準じます。それでも戸建などでなければ、RM100/月を超える請求書を見たことがありません。
電気代は、日本と比べて若干割安な感じです。3人家族で、毎日エアコンなどをつけている状態でおよそRM200弱/月です。
普通の使い方であれば、このぐらいの料金ですが、プール付きのご自宅に滞在となると一気に値段があがります。 プールの大きさにもよりますが、モーター等で常時電気を使いますので、RM1,000/月は超えます。
マレーシアの水道光熱費は、基本的には安いですが、それなりの利用をすれば、それなりにかかってきます。
マレーシアのインターネットサービスは、年々競争環境ができており、競合間の成長も感じられる領域です。
一番メジャーでサポート範囲も広いのは、unifyになります。マレーシアのNTTです。TIMEもMaxisもunifyの回線を活用させてもらってサービスしています。携帯電話に関しては、SIMカードを購入する形になります。
マレーシアではイオンを始め、スーパーのクオリティは高く、日本人でも安心して食材を購入できます。 また、有機野菜など新鮮なものが売られたりしていますので、嗜好によりいろいろなお買い物が楽しめます。
マレーシアでも比較的品質の良い食料品が購入できるお店での買い物をひと月続けた場合、月の食費はおよそRM2,500になります。
ローカルの市場で安く済ませるなど、他の方法での調達も考えると、RM2,000を切ることも可能かなと思います。
あと、家族がアルコールを飲む場合、アルコール代は別にかかります。例えば、タイガービールをボックス(24缶)買いすると約RM130ぐらいでしょうか。焼酎の一升瓶はRM200ぐらいと日本で購入するよりも割高になります。
マレーシアは、多民族国家ということもあり、いろいろな料理を安く美味しく頂くことが可能です。そのため、普段は自宅で料理したものを食べているにしても、週末は外食を楽しんだり、といったことも十分可能です。
外食では、韓国料理、日本料理、中華料理、イタリアン、インド料理などなど、本当にいろいろな国の食事を本場に近い形で食すことができます。しかも価格はかなり安い設定になっていたりします。3人家族でアルコールも楽しむ食事となると1回の食事で大体RM200ぐらいになるでしょうか。
このあたりは各家庭の事情によりますが、外食の回数を増やせば増やすほど、食費はかかってくるかなと思います。
マレーシアは車社会です。そのため、移動するとなると自家用車かレンタカーかGrabを活用することになります。
マレーシア移住にかかる費用はどのぐらい?のページでもご紹介しているように、レンタカーは長期で借りるには割高になりますので、Grabで通すか、自家用車にするかという選択になるかと思います。
ちなみに、マレーシアのガソリン代はかなり安く、RM2 (約50円)/1Lぐらいになります。これは、マレーシアが産油国であるという理由もありますが、政府が生活コストを低く抑えるために補助をしていることにも理由があります。 そのため、マレーシアではガソリンスタンドは複数のブランドがありますが、ガソリン代は、同じ値段になっています。 およそ、1日2回は子供の学校への送り迎えと考えると、1週間に1回はガソリンを入れる必要があるかなと思います。
マレーシアの医療制度は、まずはクリニックに行き、重い症状になれば病院に行くというステップになるかと思います。 クリニックは、大きめのタウンエリアには複数存在していますので、病気になる前にどこのクリニックに行くのが良いかを見定めておくのが良いと思います。
風邪などの症状が出た場合は、風邪薬を処方してもらうほかに、中華系のクリニックでは漢方薬をもらったりすることもできます。クリニックでの治療と処方される薬で、一回あたりおよそRM 60~RM100ぐらいになるかと思います。
病院に行くとなると入院なども考えないといけませんので、保険に入っていないと少し心配になります。 デング熱にかかったりした場合は大きめの病院にお世話になる必要があります。
あと、マレーシアには破格の値段で治療が受けられる公立の病院があります。しかし、かなり混雑しているので、病院で待つ間に症状が悪化してしまうかもしれません。そのあたりのトレードオフはありますので、活用には二の足を踏んでしまいます。
マレーシアでのレジャーやお友達との交友などの費用です。交際の内容にも大幅に異なってきますが、マレーシアで想定される交際費では以下のような費用感になります。
1週間にこのセットをクリアすると想定するとおよそRM300がかかると見込むと、ひと月だとRM1,200になります。 せっかくマレーシアに来ているのですから、マレーシアで知り合ったお友達と仲良くなるのも、マレーシア移住の醍醐味ではあります。
さて、ここまでのマレーシア移住後の生活費の合計額をまとめますと、以下になります。
1. 家賃 | RM3,500 |
2. 水道・光熱費 | RM230 |
3.1. インターネット | RM99 |
3.2. 携帯電話 | RM240 (RM120/回線x2回線) |
4. 食費 | RM2,500 |
5. 外食費 | RM1,000 |
6. 交通費 | RM300 |
7. 医療費 | RM100 |
8. 交際費 | RM1,200 |
合計 | RM9,169(約23万円) |
いかがでしょうか?これが少し予算オーバーかなと思えば、ご自身の生活スタイルに合わせて、家賃や食費、外食費、交際費のところで減らすことはもちろんできると思います。
ぜひ、みなさまオリジナルの生活費用をプランしてみてください。