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これが決め手!家族3人でのマレーシア移住~下見旅行のすすめ~

 2021/05/24     

2014年3日24日、我が家はこちらマレーシア、ジョホールバルへ到着しマレーシア移住生活を開始しました。快晴の暑い日でした。

本記事では、我が家がマレーシアへの移住を決定するのになくてはならなかった下見の移住体験旅行について、実体験を皆様にご紹介したいと思います。

移住をご検討中の皆さまの参考になれば幸いです。

1. 移住の下見(移住体験)は必要です!

マレーシア・ジョホールバルの風景

当時、私はマレーシアに対して、熱帯ジャングルみたいなところを想像していました。

一度もマレーシアを訪れたことがなければ、同じようなイメージを持たれている方も実際にいらっしゃるかもしれませんね。

実際、移住してから現地でしっかり生活できるかの不安がありました。なので、当初は主人1人が先にマレーシアに移住し、私は当時3歳の息子が幼稚園を卒業するまであと2年日本で待って、小学校に上がるタイミングでマレーシアに行こうか、と計画していました。

ですが、実際に家族で行った下見の移住体験旅行で、「待つ必要はないのかも、これなら大丈夫!」と確信できたため、家族全員で来るという方向に計画変更したのでした。

まさに、移住体験旅行は、百聞は一見にしかず! の経験でした。

マレーシアは90日以内であれば観光ビザで滞在できます。

まずはこの90日間の範囲で、ご自身の時間調整が許す限りマレーシアに滞在してみることをお勧めします!

たとえ短期であっても、現地に行って得られるものが大きいからです。

私の移住体験旅行は1週間程度と決して長くはありませんでしたが、それでもとても有意義なものとなり、移住を決断するきっかけとなりました。

これから移住を検討される皆さまも、ぜひ一度マレーシアにお越しいただき、現地での生活を疑似体験することによって、移住後のライフスタイルを具体的にイメージする機会を作っていただければと思います。

2. マレーシアへの移住のきっかけ

当時の日本での生活

私たちは東京の子育てしやすい地域にマンションを購入し暮らしていました。

主人は仕事がとても忙しく、深夜にタクシーで帰宅するような毎日でした。

当時、息子は3歳。週末には、「しばらく息子と遊んでて」と主人にお願いしてから買い物に出かけても、帰宅すると遊ぶ息子の側で寝ている主人...という状態。私の理想の家族像とはかけ離れていました。

そしていつも仕事ばかりで疲れている主人を、「このままではいつかこの人は過労死する!」と、私は本気で思っていました。

その頃の私は、子育てに追われる日々を送っていました。

小さな頃からダンサーになりたいという夢を持ち、子供を授かるまではダンス三昧の日々。

自分のことにエネルギーを費やしてきた私でしたが、慣れない子育てで自分のペースを全く失っていました。

そして、謎の体調不良に悩まされ、病院に通って処方された薬を飲んでもスッキリしませんでした。

2011年の東日本大震災以来の次いつ起きるか分からない地震への不安、息子が幼かったため放射能の心配...

今思えば、色々なことに押し潰されそうになっていたのかもしれません。

突然提示された「マレーシア移住」の選択肢

2013年の年明けに、主人がマレーシアに移住を考えていることを私に告げました。

主人はこれまでも、これがやってみたいと思うと行動せずにいられないタイプの人。私はそれにめったに反対しないタイプです。

そんな私も「マレーシア移住?マンションも買ってまだ数年なのに?」と、当時は現実的なこととして捉えてはいませんでした。

ですが、主人からのマレーシア移住の提案は、当時の悶々とした状況から抜け出すきっかけになるかも? と、不安よりも期待の方が正直大きかったように思います。

主人は、日本で勤めていた会社を10年勤務したら次は海外に、と考えていたようです。

そして主人の地元は東日本大震災で大きな被害を受けた地域。きっと私の数倍も今後の日本に不安を感じていたのだと思います。

また、マレーシアには多くのインターナショナルスクールがあります。もし息子がそんな環境にいたら、小さな頃から多様性を身につけて将来広い世界に目を向ける機会にもなるだろう、と魅力的に感じました。

実際に移住に向けて動き出したのは、移住直前の秋くらいでした。主人は相変わらず忙しい日々でした。

主人より「マレーシアは車社会だから、免許とってね!」と、それから2ヶ月間、毎日息子を幼稚園バスに乗せたその足で教習所通いが始まりました。忙しかったけれど、とても楽しい毎日でした。

こうして少しずつ移住への準備を進めていきました。

3. 下見の移住体験旅行で見たマレーシア

ジョホールバルとシンガポールを結ぶコーズウェイ

移住への準備を始めて数ヶ月後の冬、クリスマスの時期に初めてシンガポールとマレーシア・ジョホールバルへの移住下見旅行をしました。

まず、シンガポールのチャンギ空港に到着し、イミグレーションでの明るい対応と息子に笑顔で話しかけてくれる南国の人々。

子供に優しい国だな、という印象を持ちました。

シンガポール滞在ではクリスマスシーズンのため、街も華やいでいましたし、サンダルに派手な短いワンピースを着て颯爽とオフィス街を歩く女性たちの姿に、東京にはない自由な印象を受けました。

真夏のクリスマスも私たちにはとても新鮮でした。若者たちが、雪を作り出すスプレーをかけ合い大騒ぎしていたクリスマスの夜でしたが、翌朝には何もなかったことのように綺麗に清掃されていたことには驚きました。

また、コンビニで買ったハーゲンダッツのアイスの値段が高く、シンガポールは物価が高いなと驚いたのを覚えています。

でも、東京と同じように、シンガポールでは必要な物は簡単に手に入りそうです。

街は洗練されていて、医療も先端で世界中から治療のために人が集まる、とタクシーの運転手さんが話してくれました。

東京よりもさらに進んでいるシンガポール。ジョホールバルとの橋をまたいですぐ側です。

「ジョホールバルで生活する中でもし何かあれば、すぐシンガポールに来ればいいんだ!」とジョホールバルで生活することへの安心感がこの時生まれました。

次はとうとうマレーシアのジョホールバルへ!

陸路でつながる国境を越えるのにはタクシーや鉄道、バスの選択肢がありますが、私たちはバスを利用しました。

あまり快適とはいえなかったバス。しかしここでも地元の方に親切にしていただきました。

暑い中、スーツケースを持ちながら小さな子供と一緒にバスを待つ長蛇の列に並んでいた私たち。バスに乗る順番を先に譲ってくれたり、席を譲ってくれるおじさんまで。

初めてのまだ知らない国で、現地の人々の親切にとても助けられました。

ジョホールバルでは、実際の生活を想定した滞在をするため、キッチン付きのホテルに宿泊しました。

スーパーマーケットで調達した食材で自炊してみたり、インターナショナルスクールの見学などをしてゆったりと過ごしました。

学校見学はタクシーを使っての移動でした。その当時のジョホールバルの道は今ほど整備されておらず(今現在2021年の道路事情はかなり改善されました)、長距離の移動はかなりぐったりしたのを覚えています。

4. 移住体験旅行で得たもの

1週間という短い期間ではありましたが、この旅行によって家族3人で移住することを決断するに至りました。

私がもともと持っていたマレーシアへのイメージも変わりましたし、街や人々の雰囲気、生活環境などをこの目で確認できました。

なにより「マレーシアで生活できそうだ!」という確信を持てたのが大きかったと思います。

参考までに、滞在中に特に意識して確認したのは以下の点です。

  • 住みやすいエリアか(スーパーや病院などまでのアクセス)
  • セキュリティ、安全面
  • 現地の食事の好みがあうか
  • マレーシア人の雰囲気 など

私たちは、移住体験旅行を通じてマレーシアという国をとてもポジティブに捉えることができました。ですが、人によってはそうではないかもしれません。

マレーシアへの移住の検討を取りやめる決断になることもあるかもしれません。

ご自身の持つ移住へのイメージを、イメージのままにせず、実際に訪れることによって具体化してみてください。

下見体験旅行は、移住を実現するうえでとても大切な事前準備の1つです。ぜひさまざまな収穫を得ていただければと思います。

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