2021/03/01
マレーシアより、こんにちは。こちらマレーシア情報局です!
今回は「2月のRMCO(回復期行動制限令)におけるマレーシア国内での動き」を振り返ってみたいと思います。
上のグラフは、マレーシアでの2021年2月15日から28日におけるCovid-19の感染状況の推移です。
2月に入ってからは、前月と比べると落ち着いてきた印象ですが、まだ一日の新規感染者数は2,000~3,000件となっています。1月13日から一部の州・地域でMCO2.0を施行して厳しめの制限をしてきていましたので、その効果といってもいいのでしょうか。
ただ、現在では、部分的に規制緩和がされてきており、MCO施行地域であっても、CMCO地域との差はあまりなくなってきています。
マレーシアでのCovid-19新規感染者数が増加傾向にあったため、シンガポールは、マレーシアとの間で昨年の8月から運用していた相互グリーンレーンを3ヶ月間一時中止しました。
2月1日からの措置ですので、4月いっぱいまでの期間となります。その後は、マレーシア国内の状況を見ての判断になるものと思われます。
一般の人の往来が可能になるまでにはまだ遠いですが、まずはこういった段階的な緩和が進んでいってほしいと願っています。
ようやくといってもいいかと思います。オンライン授業が続いておりましたが、いよいよ3月8日から登校が再開となります。
昨年は結局、閉鎖期間が半年ほど、インターナショナルスクールにおいては休暇時期と重なったりしてそれ以上の期間、子供たちが学校に行けておりませんでした。
オンラインでは補いきれない部分もあると思いますし、子供たちの学びの機会が奪われていくことへの保護者の心配の声も大きくなっているように感じていました。
Covid-19の脅威がなくなったわけではありませんが、ひとまず学校の再開の決定は現地でも前向きにとらえられているように思います。
マレーシアにも先月Covid-19ワクチンが到着しており、ムヒディン首相がマレーシアでの初接種もされました。
政府発表のワクチンプログラムによると、今後1年ほどをかけ、3つの段階に分けて接種が実施されていく予定です。最後の第3段階では、マレーシア在住外国人も接種可能な対象となっています。ちなみにマレーシアでは接種希望者はアプリから登録し、順番を待ったうえで無料で接種することができます。
ワクチン接種が進むことによって、国内外の様々な規制緩和が期待されますね。
なお、世界で議論され始めた「ワクチンパスポート」ですが、マレーシアでも検討されているようです。
ワクチンパスポート議論については、よろしければ以下の記事もご覧くださいませ。
≫ 新たな火種?Covid-19ワクチンパスポート議論について
ジョホールバルとシンガポールを結ぶ高速輸送システム「RTS」プロジェクトのジョホールバルの駅デザインが発表となりました。
中断など紆余曲折ありましたが、プロジェクトはしっかり進んでいるようです。
2月の振り返りはいかがでしたでしょうか?
ワクチンへの期待が世界中で高まっています。マレーシアでは相変わらず規制・ルール変更が頻繁に発生しますが、政府判断のルールに従いながら事態の進展を見守っていきましょう。
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