マレーシア移住をサポート
MM2Hビザ取得、マレーシア不動産運用、移住、事業進出サポートなど、
マレーシア、ジョホールバルにおけるライフスタイルをトータルコンサルティング

ジョホールバル教育の実際のところ!?

こんにちは、IKI LINKSの福田です。

弊社では、いままで沢山の日本のご家族のジョホールバル移住や教育移住をご支援させていただいてきております。そんななかで、これからジョホールバルでの教育移住をお考えの皆さまに、移住前に考えていただきたいことをまとめておこうと思います。ぜひ、こちらのコラムを参考にして、よりよい教育移住を実現するお手伝いができればと思っております。それでは、どうぞ。

 

1. 海外での教育移住は日本のカリキュラムから離れること!!

お子様に海外での教育機会を提供しようとしているご家庭は、多くが日本でも塾通いや一般的には名前の知れた学校に在学されているケースが多く、ご子息への教育が熱心なご家庭が多いように感じます。すばらしいことです。そんななかで、「我が子に海外での英語での教育を受けさせれば、さらに偏差値が高くなるのではないか」「通常の教育カリキュラム以外に、英語の力がつけばさらに選択肢が広がるのではないか」といった思いをお持ちの方も多いかなという印象です。

ところが、こうしたケースでは、残念ながら教育移住がよい結果に結びつかないこともしばしばです。せっかく、教育移住という一大決心を家族でしたのに、このような大きなギャップが発生するのはどうしてでしょうか?それは、教育カリキュラムの違いにあります。当たり前のようで、当たり前ではないですよね。日本の教育しか受けた経験がないと。海外のインターナショナルスクールで学ぶということは、日本とは異なる教育カリキュラムの教育を受けることになるため、教育移住で英語力はついたのに、もともとの日本での成績を維持できなくなっているというのはよく聞くお話です。

日本の教育は、文部科学省によって定められたカリキュラムに基づいた教育がどの学校でも行われます。使われる教科書もこのカリキュラムに沿って作られているため、教育される内容は、日本全国ほぼ変わりないものになっています。そのカリキュラムの習熟度が高まればよい成績を取れる結果になりますし、習熟度が低ければよい成績は取れないことになります。海外の学校機関で日本の文部科学省と同じカリキュラムで授業をしているのは、海外で開校している日本人学校のみでしょう。海外の日本人学校で文部科学省の指定する教科書を使っての教育を受けて習熟度を高めれば、日本での成績を維持、向上させつつ、海外での英語に触れる機会があれば、生きた英語も身につけることができます。

ところが、一般的なインターナショナルスクールでは、文部科学省のカリキュラムとは異なる教育スタイルが大半なので、同じ学年相当でも学ぶ内容やレベルが異なります。もともとのカリキュラムが異なるため、日本のカリキュラムの習熟度を評価しても、下がっているように見えるのは仕方ないことになります。それを無理やり維持しようとすると、お子様への負担は大変なものになります。(教育に熱心なご家庭では、お子様が机に向かう時間が多ければ、多いほど満足かもしれませんが、それはお子様の幸せとは違いますよね?)

しかしながら、そうした前提を理解せずに、海外での教育をご子息に受けさせて、日本での成績が下がってしまった場合、「こんなはずではない」と日本に戻られたり、後悔の念に駆られたりするケースもあります。ぜひ、こうした残念なケースにならないように、『海外でのインターナショナルスクールに通わせるということは、日本の標準的なカリキュラムから外れる教育を受けることである』としっかりとした理解をしていただくのがとても大切だなと思っております。

2. 選択するカリキュラムによって、大学進路が異なってくる!!

「日本と違うカリキュラムの教育を受けるのは、結果が分からなすぎて不安」という声もあるかもしれませんが、インターナショナルスクールが採用するカリキュラムは世界標準に沿ったカリキュラムなので、そこまで不安に思うこともありません。海外の人たちは、皆さん、このカリキュラムを受けて、立派に大学生になり、社会人になっているので、日本人の教育にも通用するカリキュラムになっているんです。

代表的なカリキュラムには、国際バカロレアというカリキュラムがあります。International Baccalaureateで通称「IB」と略されて使われているケースもありますね。このIBは、スイスのジュネーブに機関があり、教育プログラムの標準化を行っています。インターナショナルスクールが、このIBプログラムに準拠しているかどうかは、以下のサイトで調べることができます。
https://www.ibo.org/programmes/find-an-ib-school/

IBで最も重要なのは、日本の高校カリキュラムに該当するDPプログラムの履修です。このDPプログラムでの成績の良し悪しにより、進学できる大学などが決まってきます。海外の大学はもちろん、最近では日本の大学もDPプログラムの履修生に門戸を広げてきていますね。その意味では、海外のインターナショナルスクールで、DPを履修し、日本の大学への入学というUターン入学も可能性が高まっています。

また、英国式カリキュラムとしては、通称、ケンブリッジプログラムと言われているIGCSE(International General Certificate of Secondary Education)があります。IGCSEプログラムでは、カリキュラムの履修後に、テストを受けて、そのテストの結果によって、入学できる大学が変わってくるという特徴があります。日本のような大学受験の一発勝負ではない点では公平感もありますが、試験が続くのはお子様にとってはそれでしんどいですね。

アメリカ式プログラムの場合、日本のカリキュラムと同様に履修完了テストのようなものはありませんが、履修中に受けるテストの結果が大切であり、また大学入学のためのSATやACTというテスト結果を受けての大学進学となります。

このようにカリキュラムによって、履修完了のテストの有無や大学進学時のテストへのカリキュラムの親和性といった点が問題になってきますので、特に高校生の時にどのカリキュラムを選択するかは、その後の進路にとってはとても重要になります。逆に言えば、小中学年で選択したカリキュラムは、そこまで人生に影響を及ぼすものではないと言えなくもないですね。

3. 母国語である日本語の教育はどうするか?

日本人のご子息であれば、日本語を母国語として習得して欲しいと願うものですよね。ところがこの日本語は、日本の小学校教育をしっかりと受けておかないと、なかなか身に付けるのが難しい、習得の難易度が高い言語になります。しっかりと母国語での言語脳を鍛えてから、他の言語を学ばせる方が効率がよいというお話を聞くこともしばしば。

一説には、小学4年生程度までの日本語教育を受けさせておけば、あとは自然と日本語のレベルは高まっていく(読書量などに依存)ので、日本語をしっかりと身に付けた上でのインターナショナルスクールへの教育移住を考えられるなら、小学4年生というのは一つのタイミングになります。

ところが、英語習得を容易にする英語耳を身につけさせるには、幼少期から生きた英語の世界に入れることの重要性も言われており、どちらを選択するかは、ご家庭のお悩みポイントの一つになります。現在は、インターネットを使えば、様々な教育を受けられる環境になってきていますので、海外での教育移住をしながら、日本語をしっかりと学ばせることも可能ではあります。ご家庭で日本語の教育をしようとすると、なかなか大変ですからね。実際に自分の子供を幼少期から海外で生活させて思うのは、日本語と英語がミックスされてしまい、何語で思考し、回答するかを考えながらしているように感じる節もあります。日常会話ではルー大柴的な話し方をしてきて、不安に思うこともありますが、どのように母国語を維持するかもしっかりと考えて、お子様の海外教育の機会を考えていきたいものですね

4. 結局は、お子様の出口戦略が重要になってきます!!

ここまでのお話を聞いて、「海外への教育移住もいろいろ考えないといけなくって大変ね」と思われるかもしれません。もちろん大変ではあります。でも、その大変さは、自分の大切なお子様に向ける大変さなので、そんなことに大変と言っていられないですね。

そこで、一番気にしていただきたいのは、「自分の子に将来どんな人になってもらいたいのか?」という教育後、社会人になった時にどんな人になってほしいかを考え、あるいはお子様とも話し合って、ある程度のイメージを持っておくことが教育移住を成功させる上ではとても重要なポイントになります。

例えば、以下のような出口戦略が考えられます。

出口戦略①:日本の社会でしっかり責任を持って立ち回れる人になってほしい

この出口戦略の場合、無理に幼少期からの教育移住は考えなくても良いですね。どちらかといえば、日本の文化、人間関係を小さい頃から日本の社会で身につけさせていくことが重要ですし、日本の教育の中で習熟度を高めていくことがこの出口戦略には一番の近道になると思います。英語教育などは、日本の教育をしっかりと受けた後からでも間に合いますし、慌てて海外での教育を考えなくても良いのかなと思います。

○教育コスト :★☆☆

○日本語習熟度:★★★

○英語習熟度 :★☆☆

 

出口戦略②:日本語を習得し、海外にも目を向けられる人になってほしい

この場合は、小学校までは日本で学び、中学、高校を海外で学ばせ、IBなどで日本の大学にUターンするという教育スタイルが選択できます。小学校で日本語をしっかり学んでおけば、中学以降は自然に日本語スキルが成長していきますし、日本語については心配がなくなります。また、日本での学んだ経験は、海外で知り合った仲間にも伝えられますし、日本と海外教育の違いもしっかりと理解できるはずです。海外の教育でも中学、高校のカリキュラムになると、知識の詰め込み部分が割合と増えてきますので、教育されている感の満足度も高いかと思います。海外のカリキュラムでもしっかり学んで、成績を収めれば、日本の大学にも入りやすい環境は出来てきていますので、このような教育の流れも十分に選択の余地があります。

○教育コスト :★★☆ (中学ぐらいになるとどのインター校も150万円から200万円ぐらいかかる)

○日本語習熟度:★★★

○英語習熟度 :★★☆

 

出口戦略③:幼少期からインターに入れて、英語をベースとして海外で活躍する人になってほしい

この場合、ある意味、日本語の母国語としての習熟度は若干犠牲にする覚悟が必要です。前にも書いているように日本語の習熟難易度は、思いの外高く、家庭学習程度ではなかなか母国語レベルの日本語を習得するのは難しいです。しかし、英語はネーティブレベルになり、思考も英語ベースでの思考になってきますので、その後海外のカリキュラムでしっかりと学んで、成績を収めれば、海外の大学への入学などはできますし、そこから海外の社会へ羽ばたいていくことは可能です。この出口戦略を考えながら、日本の大学入学や日本の社会への復帰を途中で考えると、お子様の負担はそれ相当になりますので、その点のデメリットもしっかりと考えておくことが重要になります。

○教育コスト :★★★

○日本語習熟度:★☆☆

○英語習熟度 :★★★

 

いかがでしょうか?ご子息の教育の出口戦略。いままで具体的にイメージして考えてこられてきましたでしょうか?

正直、「どうにかなるさ」で教育移住をスタートしているご家庭もありますし、しっかりと出口戦略を考えてから移住されてきているご家族もありますし、いろいろな考えがあるんだなと弊社自身も学ばせていただいている日々ではあります。ですので、弊社として現地で感じている代表的な出口戦略を皆様に共有させていただいた上で、皆様のご家庭の出口戦略検討の良いインプットにしていただければと思っております。

5. 結局、インターナショナルスクールは、費用に見合う教育機関なの?

インターナショナルスクールは、学校がどんなカリキュラムを選択しているか、先生方へのサポートはどれほどかにより、良い学校か悪い学校かが分かれてきます

インターナショナルスクールの先生になる方々は、やはり優秀が人が多く、自分の指導方針に自信を持っている方々が多いため、そうした自信に満ちた大人を身近に接することができるのは、お子様にとって、とても大切なことだと思います。逆にいえば、とてもプライドも高く、自分の指導方針を実現できない学校に来てしまうと、すぐにやめてしまうケースもあります。先生の移動は、やはり季節性のものがあり、学期の途中で抜けられるとその穴埋めが大変だったりします。先生たちも、学校が変わるたびに、経験を積み、給料も高くなっていく世界で生きていますので、ずっと同じ先生から学ぶこともなかなか難しい環境です。今年は良い先生に巡り合えても、来年もそうなるかはわからないリスクはあります。

そうした先生のリスクを学校側がどれだけ配慮しているかが、良いインターナショナルスクールの一つの基準になるかなと思います。学校によっては、本国でのバックアップもあり、中長期で先生を同じ学校に配置するように配慮している学校もあります。そうした意味では、ジョホールバルのインターナショナルスクールは、まだまだ出来立ての学校が多く、まだ学校側の成熟度も高まっていない印象を受ける学校もあります。おおよそ、費用が高いスクールであればこのような配慮をしている学校になりますし、費用が低いスクールだとこのような配慮が少ない学校と思うのはありかなと思います。

各家庭のインターナショナルスクールの選び方を見ていると、一度決めたらその学校にずっと通わせると考えているご家庭は少ないように感じます。お子様のその時々の状況によって、合う学校を見つけては学校を変えるご家族もあります。小学校、中学校、高校で、学校を変えるご家庭もあります。移住生活自体も一度移住したら、日本に帰れないということはなく、「教育移住したけど、やはり自分の家族には合わない」ということで、日本に帰るという判断もあります。

そのため、一番大切なのは、学校をどこにするかというより、「ご両親がお子様のためにどれだけ考えてあげられているか」ということに尽きるかなと思います。 ぜひ、お子様の将来のために、その時々でベストな教育環境を提供していけるように頑張ってまいりましょう。

私たち自身も、日々考えながら行動しています。成功の方程式はなかなかありません。でもしっかり検討すれば、「これがいまのベストな選択」というものは見つかると思います。親にとっては、将来お子様から、「自分の教育のためにいろいろ考えてくれてありがとう」と言ってもらえる日を夢見て頑張るしかないですよね。弊社としては、そうしたご家庭の最良の選択ができるよう、しっかりとした情報を提供していければと思っております。

 

トップに戻る
Translate