2020/11/04
ジョホールバルより、こんにちは。こちらマレーシア情報局です!
今回は「10月のCMCO(条件付き行動制限令)&RMCO(回復期行動制限令)におけるマレーシア国内での動き」を振り返ってみたいと思います。
いよいよ11月がスタートしましたね。今年も残すところあと2ヶ月となりました。
マレーシアの行動制限がスタートした3月にはどうなるだろうと心配でしたが、なんとか生きていますね笑
もう8ヶ月という時間が過ぎ去り、それにより社会も変わっていますので、取り残されないように頑張ってまいりましょう汗
さて、10月のマレーシアの動きをおさらいしてみましょう!
上の2つのグラフは、マレーシアでの2020年10月におけるCovid-19の感染状況の推移です。政府の発表形態が変わったため、2つのグラフでご紹介しています。
9月のころは、100件を超えるかどうかという状況でしたが、10月は一気に感染者数が増え、一時期4桁になる勢いを示しています。
11月に入ってもまだまだ落ち着く様子はなく、高止まりしている状況です。
マレーシアでは新型コロナウイルスの第三波が押し寄せている状況で、これ以上の悪化に向かわないよう願いたいですね。
今月のビックニュースとしては、こちらですね。スランゴール州、クアラルンプールおよびプトラジャヤでのCMCOの再実施です。
このエリアは、マレーシアの首都圏になりますので、そうしたエリアでのCMCOの再実施というのは、経済に大打撃を与える判断だったと思います。
そうしたデメリットを理解していても、実施せざるを得なかったというところでしょうか。
当初は、管理者層の出社を見合わせるなどCMCOのルールも混乱していましたが、現在はルールを調整しつつ、対応を進めている印象です。
本措置は10月17日から10月30日までの予定でしたが、さらに2週間の延長に入っています。
また、同時期にサバ州、ラブアンでもCMCO、エリアによりEMCO(強化された行動制限令)を実施している状況です。
それぞれのエリアで若干のSOPのルールも変更されております。そのため、最新のニュースをしっかりと確認の上、行動されてください。
日本大使館からの発表内容は、以下をご確認ください。
【参考】『ラブアンにおける条件付き活動制限令(CMCO)の施行(2020年10月17日から有効)及びスランゴール州、クアラルンプール及びプトラジャヤの全域で施行されている条件付き活動制限令(CMCO)の規制(SOP)についての詳細補足(10月17日更新)』 在マレーシア日本大使館. 19 Oct 2020(最終閲覧日:2020年11月4日)
【参考】『スランゴール州、クアラルンプール、プトラジャヤ、サバ州及びラブアンの全域で施行されている条件付き活動制限令(CMCO)の規制(SOP)の強化(2020年10月22日から有効)等』 在マレーシア日本大使館. 21 Oct 2020(最終閲覧日:2020年11月4日)
【参考】『ラブアン全域で施行されている条件付き活動制限令(CMCO)の延長及びサバ州一部地域における強化された活動制限令(EMCO)の施行』 在マレーシア日本大使館. 28 Oct 2020(最終閲覧日:2020年11月4日)
日本政府は、来年のオリンピック開催に向けて、積極的な緩和策を発表していました。12ヶ国・地域との渡航中止を解除するというニュースでした。
残念ながら、その後のマレーシアでのコロナ感染者の状況悪化により、11月1日時点としてはマレーシアは対象国から外れていますが、他の対象国は渡航中止解除になりましたね。
(アジア)韓国、シンガポール、タイ、台湾、中国(香港、マカオ含む)、ブルネイ、ベトナム
(大洋州)オーストラリア、ニュージーランド
上記の9ヶ国2地域がレベル2に引き下げられることで、日本への入国等にどのような影響が出てくるでしょうか?
外務省のページにて、以下の情報が開示されています。
【参考】『国際的な人の往来再開に向けた段階的措置について』 外務省. 30 Oct 2020(最終閲覧日:2020年11月4日)
この図解からすると、一通りの日本に入国するためのパターンが示されており、どのような形態での帰国/再入国なのかによって手続き等が異なってくることがわかりますね。
しかし、当初思っていたよりも、規制は維持されている状況ですので、往来ができる状態になるにはまだまだな印象でもあります。
それでも緩和は大きな前進ではありますので、このスキームにより感染者が増えるのかどうかを見極めながら、さらなる緩和に向けて進んでいってほしいと切に願います。
【参考】"PENUTUPAN INSTITUSI PENDIDIKAN DI KAWASAN ZON MERAH DI DAERAH JOHOR BAHRU, JOHOR"(最終閲覧日:2020年11月4日)
ジョホールバルのコロナ感染者がレッドゾーンに当たる40名を超えてしまったため、ジョホールバルの全校閉鎖が行われることになりました。
こちらは10月30日に発表で、11月1日から11月14日までの予定になっています。
これまでにも、サバ州での学校閉鎖やクアラルンプール首都圏での学校閉鎖などが発表されていましたが、ジョホールバルでも学校閉鎖となります。
子供達にとっては寂しい状況ですが、やむを得ないですね。とはいえ、インターナショナルスクールは12月の半ばには冬休みになるので、このまま休みに入るのではないかと不安もよぎりますね。。。
10月の振り返りはいかがでしたでしょうか?
前進と後退を繰り返している印象ではないでしょうか。まだまだコロナウィルスに打ち勝っている状況ではないため、SOPを遵守しながら生活してまいりましょう!
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