マレーシアでの移住生活を送るにあたって、保険について気になるかと思います。
本ページでは、マレーシア移住後にどのような保険への加入が検討されるか、ここでは主な2つをご紹介したいと思います。
海外での生活となると、誰しも医療費を心配されると思います。
日本は健康保険は皆保険のため、医療費と言っても国が多くをサポートしてくれます。(もちろん皆様の保険料で成り立っていますが。)
その前提で海外に行くと、とんでもない目にあうこともしばしばです。
マレーシアでの医療費は、10割自己負担が普通です。
その意味では、日本では3割負担になるので、日本の医療費の3倍強の負担に思われるかもしれませんが、日本で3割負担した額とマレーシアの10割負担が同じぐらいになります。専門医にかかると多少高額になるケースもありますが、それでもマレーシアでの通院時に10割負担となることをそれほど怖がる必要はないように思います。
しかし、マレーシアで入院が必要になると一気に負担感が増します。そのため、入院をするケースを想定して医療保険への加入を検討されると良いかと思います。
クリニック等での治療費は、マレーシアに移住した場合の1ヶ月の生活費とは?でも説明していますが、入院などを考慮するとやはり海外旅行疾病保険などには加入されていることをお勧めします。
日本のクレジットカードを持たれている方は、そのクレジットカードに付帯する海外旅行保険も活用できます。
ですが、この付帯保険ですと「日本出国後90日以内」のサポートだったりします。
そのため、90日を超えての保険という意味では、なんらか他の保険への加入を考えておくのがよいと思います。
日本に住民票を残したままの方が、マレーシアで医療を受けることになった場合、帰国後に申請をすれば、医療費を負担してもらえたりもします。
みなさんが所属する自治体に「海外療養費」の扱いを聞いてみてください。
多くの場合、日本で治療を受けたケースに当てはめて、保険分を負担してくれます。
日本の住民票を抜いてマレーシアに来る場合、現地での医療保険に加入して何かの場合に備えると安心できます。
保険の内容としては、以下のような補償内容です。
この補償内容で、年齢に応じた一年の保険料を支払う形になります。
日々の治療代をカバーする保険ではなく入院を必要とする場合の保険になります。
ぜひ、保険内容を吟味して、適切な保険への加入を検討してください。
40代の方ですと、年間の保険料が7,000円程から14,000円ほどになるでしょうか。
※東京海上さまのページから抜粋
● Prudential、Great Eastern、AIA
こちらも、日々の治療代をカバーする保険ではなく入院を必要とする場合の保険になります。
生命保険が付随しているものが多く、そのほかにがん保険や就業不能保険などと併せて加入することができます。
● RHB Max Personal Accident Insurance
こちらは、年間4,000円程度の保険料で、ケガによる治療費をカバーする保険を提供しています。
オプションで、デング熱やマラリアなど特定の病気にかかった際の医療費もカバー可能です。
マレーシアで車を購入すると、自動車保険への加入は必須です。
マレーシアの自動車保険では、最低限の保険内容となるのが普通です。日本でいう対人・対物に1億円の保険などかける人はいません。せいぜい日本円で300万円程度の保険です。
また、マレーシアではフロントガラスが割れる(走行中に小石が混んでくる)ことがしばしばですが、そうしたフロントガラスの保険はオプションだったりします。そのため、自分がどのぐらいの保障の保険に加入したいかはしっかりと確認した上で、加入することをお勧めします。
万一の時に、加入していた保険が役に立たないことも多数ありますので、気をつけましょう。そうした意味では、現地でのサポート会社ともしっかりと関係を築いておいて、信頼できる人間関係も万一に備えて整備しておくのがオススメです。
(補足)ロードタックス(道路税)について
マレーシアで移住生活するにあたっての、マレーシアの保険事情についてご紹介いたしました。
手前味噌の話になるかもしれませんが、現地での保険加入はご自身でも簡単にできます。
しかし、保険を利用する時というのは緊急時やご自身では太刀打ちできないことが起こっていること(車での事故や入院しないといけないようなケース)が予想されます。
マレーシアでの移住生活を安心して送れるよう、万一の備えは必要かと思います。もちろん、想定されるマレーシアでの移住期間や、それぞれのご家族の状況によって、入る保険もその保障内容も異なってくるでしょう。
ここで紹介しているのはあくまで一例ですので、参考にしていただいたうえで、ご自身に必要な保険を一度確認されてみてください。
弊社では、マレーシア現地の保険に関するご相談も承ることが可能です。ご希望ございましたら、遠慮なくお申し付けくださいませ。