2022/02/07
マレーシアより、こんにちは。こちらマレーシア情報局です!
今回は「2022年1月のコロナ禍におけるマレーシア国内での動き」を振り返ってみたいと思います。
上のグラフは、マレーシアでの2021年12月29日から2022年1月29日におけるCovid-19の感染状況の推移です。
1月の後半から感染者の増加傾向があり、Rノートも全国的に1.0を超えてきました。
さらに今月1日&2日は旧正月であったため、多くの中華系マレーシア人の国内移動があったと思われ、オミクロン株の感染の波も重なり、2月7日現在では1日当たり1万件前後の新規感染者数を記録しています。今後さらに増えると予想されています。
政府としては、行動制限令(MCO)の再導入はないと明言しており、国境管理の強化やエリアごとの規制強化を行うことで感染をコントロールしていく予定としています。
現状、引き続き観光ビザでのマレーシア入国はできない状況が続いています。
マレーシアでもブースター(3回目)接種が進められており、1月末時点で成人人口の50%以上が接種を完了したとのこと。
マレーシアでは2回目の接種から3ヶ月後にファイザー製を接種することが推奨されており、日本と比べると2回目からの間隔が短く設定されています。
ブースター接種もアプリを通じて予約日が通知されてくる仕組みですが、周囲でももう接種を完了した人や予約通知を受け取った人などが多くおり、着々と進められている印象があります。
2月3日からになりますが、5~11歳向けのワクチン接種が開始されました。子ども向けにはファイザー製が承認されています。
子どもへの接種は保護者が選択できるもの(任意)となっており、今のところは接種しないことで受ける規制等はないとされています。(今後のルール変更等はあり得ますが…)
ワクチンタスクフォースのツイッターアカウントでは、子どもがワクチン接種をしたことを報告するツイートのリツイート投稿も目立ち、接種をためらう保護者へのアピールのようにもみえます。
現状は、まだ様子を見るという判断をする保護者が多いようです。
1月24日からマレーシア入国時の隔離期間が短縮されました。
ワクチンのブースター接種を完了した方は5日間、2回接種を完了した方は7日間、1回接種完了または未接種の方は10日間となります。
さらに、マレーシア入国前11日~60日間にコロナに罹患した人でワクチン接種済みの場合に、入国後の隔離を免除するという措置も1月13日より導入されています。
少しずつですが入国時のハードルは下がってきていますね。
昨年8月に新条件が発表となり、10月から再開されると発表されてから、その後具体的なガイドラインなどが発表されることなく、沈黙が続いていたMM2Hビザ。
イミグレーションへ直接問い合わせても、なかなか具体的な情報は得られずにおりました。
そんななか、先月、試験的にプログラムの運用が開始されていることが報道されました。
すでに発表されている新しい申請条件については関係各所から批判の声もありましたが、結局、緩和などはされずに運用されていくことになりますね。
弊社でも詳細などについて情報収集しており、わかり次第共有していきたいと思っています。
1月の振り返りはいかがでしたでしょうか?
旧正月が終わり、この後の感染拡大状況が気になりますが、現在の政府の方針を見る限り、今後も大きな祝日やイベントでも移動規制などはなく過ごせそうな印象です。
ワクチン接種の推進と感染が拡大した地域への一時的な規制強化の流れが進んでいきそうです。
引き続き、長期滞在ビザを持たない方の入国規制はありますので、このあたりがいつごろさらに緩和されてくるか、注目されますね。
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