2021/12/03
マレーシアより、こんにちは。こちらマレーシア情報局です!
今回は「11月のコロナ禍におけるマレーシア国内での動き」を振り返ってみたいと思います。
上のグラフは、マレーシアでの2021年10月30日から11月30日におけるCovid-19の感染状況の推移です。
先月1ヶ月は新規陽性者数にあまり大きな増減はなく4000~6000件を推移している状況です。日本の状況とは異なり、なかなか減らないなという印象ではあります。
そんな状況ですが、国内では人の移動が活発化してきています。また以下でも触れますが、国外との出入国についても緩和の方向で政策が検討されています。
こういった規制緩和がされてきているマレーシアですが、政府はワクチン接種者と未接種者に対して異なる行動指針を示しています。
ワクチン接種が義務化されているわけではありませんが、未接種者に対しては引き続き行動制限をかけている状況になります。主なところでは、州を越える移動やレストランでの店内飲食の禁止、スポーツや娯楽施設の利用について制限があります。
また、新しい変異株「オミクロン株」の出現が世界で話題になっているとおり、マレーシアも海外からの入国制限をかけ始めていますので、今後また状況次第でいろいろと制限の内容など変化がありそうです。
マレーシアのクアラルンプール空港とシンガポールのチャンギ空港のフライトで入国時の隔離なし渡航を可能とするVTL (Vaccinated Travel Lane)の運用が11月29日から始まりました。
利用には、ワクチン接種済であることや保険加入など諸条件があります。
また、同時にジョホールバルとシンガポールを結ぶ陸路での行き来も開始されています。2020年3月に国境が閉鎖して以来となるので、久しぶりの解禁となります。
弊社もジョホールバルをメインに活動していることもあり、陸路国境の再開は嬉しく感じます。まだ「誰もが自由に」という段階ではないですが、コロナ以降、「遠くなってしまったシンガポール」がまた近くに感じられるようになる日が来ることを期待します。
MM2Hビザの新条件と10月から新規受付再開が発表になったのが8月でしたが、今日まで未だ再開はされておりません。
同じ建物内での2階から5階への事務局移転は完了し、ビザの延長や更新の業務は引き続き行われています。
先日、弊社のお客様の10年後更新の申請を行い、無事に許可が下りましたが、全て旧条件での対応となっておりました。「RM500 / 年」へと引き上げられると言われていたビザ代金も未だRM90 / 年のままでした。
また、直接イミグレのオフィサーに「新条件はいつから?」と聞いてみましたが、「わからない」との回答でした。
追加の公式アナウンスがあるまでは旧条件でこれまで通りの手続きで対応するようですね。引き続き、政府からの情報待ちとなります。
通学が再開されていますが、クラスター発生への予防的措置として、毎週水曜日に生徒の10%に対し検査キットでの新型コロナの検査が12月1日から行われることとなっています。
保護者には同意書が配布されており、検査する生徒はランダムに選ばれているようですね。通学再開にあたり、すでにクラスを2つに分けた分散登校を取り入れたり、リスクを極力減らす対策を取ってきていますが、さらに検査の義務化で対策の強化を図るようです。
これまでの政府の政策を振り返ると、コロナ感染状況が悪化すると学校閉鎖の措置は比較的早期に取られる印象があるので、少し今後が心配ではありますが、できる対策を行いつつ安全に通学できる状況が続けば良いなと願っているところです。
11月の振り返りはいかがでしたでしょうか?
現地で生活しているとだいぶ日常が戻ってきている感覚はあります。交通量も戻っていますし、露店が出ていたり、レストランも場所によって結構賑わっていたりもしているようです。
学校も再開して子どもも保護者も少しずつまた通学の生活に慣れてきたところではないでしょうか。
少しずつ日常が戻る中、マレーシアへの移住、入国に関する弊社へのお問い合わせは継続的にいただいております。
コロナ前にマレーシア行きを決めていたにも関わらず今日まで渡航を延期されていた弊社お客様でも、最近入国し、マレーシアでの生活を無事にスタートされている方もいらっしゃいます。
その時々で規制事項等はありますが、もし移住に関してご相談事などございましたら、弊社へお問い合わせいただければと思います。
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