マレーシア移住をサポート
移住サポート15年MM2H & PVIPビザ政府公認申請代理店
長期滞在ビザ申請、教育移住、事業進出、物件紹介など、
マレーシア移住におけるライフスタイルの変革をトータルコンサルティング

社史・沿革|IKI LINKSの歩み

ジョホールバル・モレックの不動産から始まり、ビザ申請・教育移住・法人設立などマレーシア移住のトータルサポートへ。

お客様と共に歩んだ歴史をご紹介します。

2014 - 2015

第1章:創業期

IKI LINKSグループ誕生と日本人コミュニティの芽生え

2014年4月にIKI LINKSグループ現代表足利がGlobal Asia Assets(マレーシア)に入社しました。当時はMolek Pine 3コンドミニアムの内装工事の遅延や賃貸管理の整理不足、さらには登記手続きのトラブルなど、多くの課題を抱えており、オーナー様にはご迷惑をおかけする状況が続いていました。

また、Globalグループではマレーシア以外にも、フィリピンやタイでの不動産事業も行っていましたが、そのグループを統括していた者が退任することになり、Global Asia Investment代表(マカオ)とGlobal Asia Assets(マレーシア)代表に就任することになりました。

就任後はGlobalグループの課題を一つひとつ解決しながら、マレーシアではMolek Pine 3の賃貸管理が始動。約50戸からのスタートは、年末までに100戸規模へと拡大しました。マレーシア国内では、外国人最低購入価格がRM100万に上昇する政策(外国人に転売しにくくなる)やフォレストシティ着工(供給過剰の懸念)など、不動産市場を揺さぶる動きもあり、不動産供給過多への懸念が強まった時期でもありました。

Molek Pine 3 コンドミニアム外観
Molek Pine 3 コンドミニアム

2015年にはPonderosa Lakesideの引渡しと内装プラン導入が始まり、管理対象はさらに拡大しました。モレック地区からの日本人学校のバス運行サポート、Molek Pine 3内の日本人の先生による塾や、日本食レストラン「林」の出店により、日本人家族の暮らしを支える基盤も整いました。Molek Pine 3稼働率は80%前後を維持し、PLAは60%で推移。モレックに日本人コミュニティが本格的に芽生えた時期でした。

マレーシアの事業はトラブルがありながらも、オーナー様の理解のもと、徐々に海外不動産の管理運営が形になりつつありましたが、Globalグループとしては、それぞれの国でのトラブルが発生しており、私がGlobal Asia Investment代表を続けていてはせっかく芽が出てきたマレーシア事業にも影響しかねない状況でした。

この時、シンガポールの日本人会合で知り合ったのが、加藤順彦氏でした。加藤氏の家族がジョホールバルに移住されるタイミングで知り合うことができ、その当時のGlobal社の運営について相談を受けてもらっていました。

加藤氏と現代表足利
加藤氏(左)と現代表の足利(右)

その相談のやり取りの中でマレーシア事業の独立という方向性が出てきて、マレーシア事業の独立に向けて動きだしました。

加藤氏にはその頃から経営に参加していただき、現在でもIKI LINKSグループのマーケティング活動や私の相談役として長くお付き合いさせていただいています。

2016 - 2017

第2章:独立と基盤の確立

管理戸数拡大と新オフィス開設

2016年1月、Global Asia Assetsから社名を変更し、マレーシアに特化した独立運営を開始し、IKI LINKSグループが正式に誕生しました。

Molek Pine 4の引渡しが進み、管理戸数187戸、賃貸155戸、稼働率82%を記録。独立時にはオーナー様からの不安の声や励ましの声など多数頂戴しましたが、なんとか信じてもらえるようマレーシアでの活動をしっかりと進めることに専念しました。

さらに、従来は物件ごとに行っていた報告を一本化し、IKI LINKSグループとしてのオーナーレポート配信を開始したことで、透明性と一体感のある報告体制を整えることができました。

多くの人で賑わうForest Cityのセールスギャラリー
多くの人で賑わうForest Cityのセールスギャラリー

この年のマレーシアでのおもな出来事として、ASEAN経済共同体(AEC)が正式に発足し、域内統合の進展が注目を集めました。さらにフォレストシティの販売が本格化し、マレーシア不動産市場の存在感を国際的に高める契機ともなりました。モレックの地域生活の面では、日本食居酒屋「ケムリ」がオープンし、生活利便性がさらに向上しました。

IKI LINKS新オフィス
IKI LINKS新オフィス

2017年頃からStraits ViewやTeegaといったモレック地区以外の物件管理が加わり、管理戸数は200戸を突破しました。モレックに新オフィスを開設し、業務体制を強化したほか、日系企業の社員寮の運営も手掛けるなど事業領域が広がりました。また、この年にはMolek Pulaiでの引渡し・内装開始も進み、管理物件の多様化が一段と進展しました。

社会的には、RTSリンク(JB–SG Rapid Transit System:高速輸送システム)の2018年開通予定が発表され、ジョホール・シンガポール経済圏の将来性に大きな期待が寄せられました。さらにIKEA Tebrauの開業が地域の利便性を高め、ジョホールの生活環境が一層充実した時期でした。

2018 - 2019

第3章:拡大と多様化

教育移住の芽生えとKL進出

Molek Pine 4 コンドミニアム外観
Molek Pine 4 コンドミニアム

2018年は、Molek Pine 3の賃貸が堅調ながらも、2ベッドルームのユニットの転売価格下落やMolek Pine 4登記遅延といった課題に直面しました。それでもMolek Pulaiの引渡しが進み、管理戸数は270戸に到達。教育移住を意識したサマースクール支援も始まり、新しい需要に応える準備を整えました。

このころから、会社としてのサービス提供体制も整いだし、「Shift your lifestyle(海外で新生活をチャレンジ)」というメッセージをもとに各種サービスを提供する現在のサービス提供の形ができてきました。

2019年には社員が20名規模となり、クアラルンプールにも拠点を拡大しました。管理戸数は上期に279戸でピークを迎えましたが、社員寮を担っていた会社の事業縮小に伴い下期には241戸・稼働率68%に減少。オーナー様の中には、物件を競売にかけられるケースも目立つようになりました。老朽化が進むMolek Pine 3では修繕・リノベーションが課題となりましたが、KL市場での法人設立支援やオンラインセミナー導入に挑戦しました。

マレーシア政府はRPGT(Real Property Gain Tax:不動産譲渡益税)や印紙税改正が実施され投資家心理に影響を与え、さらにシンガポールとの国境沿いのPrincess Coveコンドミニアムの開業やSouthkey Mid Valleyメガモールの開業など、大型開発が相次ぎました。一方で、RTSリンク計画の延期により地域経済に不透明感が漂った時期でもありました。

2020 - 2021

第4章:コロナ禍と転換期

稼働率最低期とオンラインシフト

2020年3月、世界的に流行した新型コロナウイルスの影響で、マレーシア政府がMCO(Movement Control Order:行動制限令)を発動し、国境が封鎖されました。入居者募集や契約が停滞し、稼働率は一時62%台まで低下。管理戸数は242戸から年末には216戸まで減少しました。

IKI LINKSはオンライン相談やオンラインセミナーを導入し、2025年現在までに約12,600人規模(日本、中国、欧米を含む)の参加者を得るまでに成長しました。また、会社の売り上げを補完するため、オンラインで日本の会社の業務委託を受けたオンラインコンサル事業を始めました。

Molek Pine 4ではローカルスーパーも開業し、地域の利便性向上にも大きく寄与しました。

Molek Pine 4に隣接してオープンしたローカルスーパー
Molek Pine 4に隣接してオープンしたローカルスーパー

2021年も行動制限令が続き、稼働率は12月時点で55.7%と過去最低を記録しました。それでもオンラインセミナーを開催し続け、将来の回復に備える基盤を守り抜きました。困難な時期を共に乗り越えた経験は、今の信頼の大きな礎となっています。

コロナ禍ではマレーシアでの事業活動もできなくなっており、オンラインコンサルなどの事業を行いながら、なんとか事態が落ち着くのを待つ状態が続きました。

2022 - 2023

第5章:回復と再成長

教育移住需要の急増とJB再注目

2022年4月に国境が全面再開され、顧客アテンド業務が復活しました。教育移住案件が急増し、サマースクールや体験入学を通じて新しい家族との関係を築くことができました。管理戸数は12月時点で217戸、稼働率72.8%へと改善しました。

2023年にはMolek Pine 3の外壁塗装が完了し、コンドミニアムの価値を高めました。転売活動なども進め、管理戸数190戸、稼働率は90%を超え、日本での個別相談会も再開。不動産・教育・法人設立を一体的に支える仕組みを整えました。

ジョホールバル周辺では洪水被害などの課題もありましたが、シンガポール賃料高騰を背景にジョホールバルへの注目度はさらに高まりました。フォレストシティも金融特区として再注目され、地域価値が改めて見直されました。

2024

第6章:二拠点体制と飛躍

過去最高稼働と次世代への布石

2024年にはジョホールバルとクアラルンプールの二拠点体制を本格化し、教育移住とビザ取得、法人設立案件が増えてきました。管理稼働率は過去最高の93%を記録し、日本語に加えて英語や中国語での対応も強化しました。お客様との接点は広がり、より多様なニーズに応えられる体制が整いました。

現代表の足利(左)とWan氏(右)
現代表の足利(左)とWan氏(右)

これまで一緒に活動してきているWan Ahmad Nazaruddin氏は、日本語がとても堪能なマレーシア人で、日本人オーナー様の現地サポーターとして安定したサービスを提供している方です。

そのWan氏には新しいMM2Hプログラムがスタートする段階から、MM2Hやビザ取得事業の責任者として経営にも関わってもらっています。

2024年1月にはジョホールスルタンがマレーシア国王に即位した出来事やマレーシア&シンガポール経済特区(SEZ)の進展、Eco Botanicエリアの新商業施設の成長など、大きな変化が重なりました。IKI LINKSは地域の発展と歩調を合わせ、お客様の要望に寄り添いながら活動を積み重ねました。

2025

第7章:10周年と新たな挑戦

お客様と共に次の10年へ

2025年、IKI LINKSは独立から10周年を迎えました。これまで支えてくださったオーナー様・お客様への感謝を込め、「マレーシア移住物語」というマレーシア移住・進出に関する情報を網羅した冊子を用意しお客様への配布をスタートしています。2024年からスタートしている新MM2Hのサポートも順調に推移し、MM2H、PVIP、就労ビザなどマレーシア政府が提供している各種長期滞在ビザの取得サポートも順調です。

「マレーシア移住物語」の表紙
「マレーシア移住物語」の表紙

物件の管理戸数182戸、稼働率91%を維持し、不動産・教育移住・ビザ取得・法人設立をワンストップで支える体制を整え、経験値もどんどん高まっています。クアラルンプールとジョホールバルをカバーする会社としては唯一無二の地位を築いてきています。

RTSリンク工事はマレーシア側93%、シンガポール側80%に進捗し、2026年末開業予定に向けて着実に進んでいます。ジョホールバルとクアラルンプールを結ぶETS(高速電車)も2025年末には開業予定です。

さらにジョホール州ではデータセンター建設が集中し、外資投資が拡大。クアラルンプールにはサイゼリヤ進出など新たな商業展開もあり、地域の国際都市化が進んでいます。

IKI LINKSグループは足利、加藤氏、Wan氏をはじめとする事業を支えてくれた仲間と共に歩んできた10年です。

今後もグループ一丸となり、お客様に寄り添い、さらには英語圏や中国語圏にも広がりを見せる企業へ成長してまいります。

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