2022/03/02
マレーシアより、こんにちは。こちらマレーシア情報局です!
今回は「2022年2月のコロナ禍におけるマレーシア国内での動き」を振り返ってみたいと思います。
上のグラフは、マレーシアでの2021年9月2日~2022年2月28日におけるCovid-19の感染状況の推移です。
2月頭の旧正月の祝日以降、感染が拡大し、日々の新規陽性者は2万~3万件となっています。直近では感染拡大を表す指標RT値は下がってきている状況にはなっています。
弊社オフィスの周辺エリアでも感染報告があったり、学校内での感染なども聞くようになりました。
「もう誰がいつ感染してもおかしくない」と感じるような状況です。
現地ではほぼ通常通りの生活を送れる環境ですが、全体的に人々の危機感や緊張感といったものが薄れてきているなというのは感じており、みなが社会的距離などのルールを厳密に守って生活していているわけではないのだろうというのを日常生活の中で感じます。
マレーシアでは、感染が拡大しても、全国的なロックダウンなどの厳しい措置は今後取らない方針で、ワクチン接種率の向上と経済回復に重点を置いた政策を取っています。
実際に、国境再開やワクチン接種者へのルール緩和などが議論、実施されてきています。
現在、マレーシアは観光ビザでの入国を認めていませんが、今年中には可能となるかもしれません。
国境再開に向けては先月に一度「3月1日に再開する」といった発表がありましたが、その後まだ検討段階であることがわかり、現在では今年の第二四半期ごろを目途に再開したいとの考えで、ルール策定など議論が進められているようです。
発表が二転三転するのはマレーシアではよくあることなので、また変更となる可能性はありますが、国境が再開するとさらに自由な往来が可能になりますので、早期実現が期待されますね。
先月から始まった5歳~11歳向けのワクチン接種登録率は全国で30%弱となっています。成人の接種に比べると判断に慎重になる保護者が多い印象です。
1つ興味深いのは、民族によって接種率が異なるというデータがあります。以下のデータの「Chinese」の列を見ますと、中華系の接種率が他の民族と比べ高いことがわかります。
今のところは任意接種(保護者の判断次第)となっていますが、今後もずっと制約なしの任意接種が続くのかは不明です。
現状では、子供向け接種に関しては、接種・未接種関係なく学校への通学も可能ですし、生活上のルールの違いなども設けられていません。
サラワク州のS-MM2Hビザについて弊社でご紹介するようになってから、S-MM2Hビザに関する多くのご相談、お問い合わせを頂戴しています。
実際に申請手続きに進み政府の承認待ちのお客様が何人もいらっしゃいますが、提出から3ヶ月以上経っても承認が下りない状況が発生しています。
コロナ禍ということもあり、政府機関での処理期間は変動する可能性があり、現状ではS-MM2Hビザの審査期間は若干長引く傾向にあるようです。
申請を検討されている方は、そういった事情も考慮いただければと思います。
2月の振り返りはいかがでしたでしょうか?
マレーシア政府はエンデミック移行への検討もしているようです。
こちらもいつになるかはわかりませんが、今年は各方面でコロナ前の状況により近づいていくのではないかと思います。マレーシアへの移住、出入国もよりしやすい環境になっていくと思われますので、引き続き状況を見守っていきたいと思います。
弊社ではセミナーを通じて、マレーシアでの最新状況の共有等もしておりますので、ご興味ありましたら、是非お気軽にご参加くださいませ。
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