2021/11/03
マレーシアより、こんにちは。こちらマレーシア情報局です!
今回は「10月のコロナ禍におけるマレーシア国内での動き」を振り返ってみたいと思います。
上のグラフは、マレーシアでの2021年10月1日から10月31日におけるCovid-19の感染状況の推移です。
10月も減少傾向が続き日々の新規陽性者数は5千件前後まで落ち着いてきました。Rノートが上昇傾向を示していますが、7日間の平均値では減少傾向を示しています。
ワクチン接種は成人人口では95%以上が接種を完了しており、青年への接種が着々と進められています。青年人口では66%が接種を終えており、現在は5歳から12歳への接種も検討されているようです。
国家回復計画も、現在は全ての州で第3段階あるいは第4段階となっており、国内規制の緩和が進んでいます。ジョホール州も先月とんとん拍子に段階が進み、現在は第4段階となり、ほぼ通常通りの経済活動に戻っております。
これまでマレーシアへの入国には入国申請が必要で、事前に政府からの許可を得る必要がありましたが、11月1日より、申請が不要となりました。MM2Hビザや就労ビザなど長期滞在ビザを保持している方が対象です。
隔離義務は引き続きありますが、ワクチン接種者は7日、未接種者は10日と短縮されてきています。
出入国のハードルは少しずつ下がってきていますね。
ランカウイ島では、国内旅行の受け入れを行ってきていましたが、11月半ばからは国外からも受け入れを行っていくとのことです。
旅行客に対し諸条件設けられていますが、マレーシアは少しずつ観光客の受け入れに向けて動いています。
既に州越え移動の規制についてはワクチン接種者に対しては撤廃されており、今後はさらに受け入れエリアの拡大などの議論が進んでいくものと思われます。
国家回復計画の第4段階ではすべての学年で登校が可能となっていきます。ジョホール州も10月25日から第4段階へ移っているため、その2週間後の11月8日から再開していきます。
ただし、学年によっては、クラスを半分に分けて1週間ずつの分散登校を行う予定となっており、「密」とならないような配慮がされていますが、授業の進め方などについては課題も残ります。
インターナショナルスクールでは、政府の指針に従いつつ各学校ごとに対応を決定していますので、各学校に対応はご確認いただく必要があるかと思います。
また、特にワクチン接種の対象年齢に達していない学年の保護者達の中には、「引き続きオンライン学習が良い」と考える方も一定数いると考えられ、学校へ要望できるようになっています。
MM2Hビザの既存保持者の更新について、当初8月の新条件の発表では、更新者に対しても新規申請と同様に新条件の適用がされると発表されていました。
その後、更新者は新条件のうちの2つ「ビザ代金RM500/年」「年間90日間のマレーシア滞在」を満たすだけでよいとの報道がありました。
しかし、政府からの正式な発表はなく、確かな詳細はいまだわからないままとなっています。
MM2Hビザ代理店協会を通じてのイミグレーションへの問い合わせでわかったことは、新条件として発表されている新ルールは執行される前の段階であり、現状MM2Hビザの保持者が更新手続きを行う場合は旧条件に則って行われるということです。
こちらは引き続き政府からの正式な発表が待たれます。
10月の振り返りはいかがでしたでしょうか?
規制緩和が進められるマレーシア。マスクの着用、入店時のアプリでのチェックイン、体温チェックなどのニューノーマルは続きますが、国内は少しずつ日常が戻りつつあると言えると思います。
弊社も11月1日から通常通りのオフィス営業を再開いたしました。引き続き政府方針・ルールに従いながら、活動を行っていきたいと思います。
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