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コロナ禍での日本からマレーシアへの再入国!その流れの一部始終を公開!

 2021/08/19

マレーシアより、こんにちは。こちらマレーシア情報局です!

日本では緊急事態宣言が発令されており、外出等はしにくい状況が続いていますね。

マレーシアも引き続き行動制限令が発令されている状況です。もう3ヶ月にもなろうとしています。

そのような状況もありマレーシアでは陽性者数による緩和政策の判断は行わないとして、現在は国家回復計画という名称のもと、ワクチンの接種状況や重傷者の緊迫状況で判断をしていくという方向に変わりつつあります。

何度も言うことではありますが、なんとか現在のコロナ禍が落ち着き、普段の生活がエンジョイできる日が来ることを願うばかりですね。

さて、そのような社会情勢ではありますが、一身上の都合によりマレーシアから日本に一時帰国し、約2ヶ月半も日本に滞在しておりました。

これだけの期間日本に滞在することもここ数年ではなく、日本を堪能すると言う意味では、ありがたい休息期間を得られました。

とはいえ、日本も緊急事態宣言下ですので、感染しないような行動を求められての滞在となりました。

本記事では、マレーシアから日本への入国手続きをまとめた記事の後半戦として、日本からマレーシアへの再入国手続きについて、どんな手続きであるかをお伝えできればと思います。

皆様が日本に一時帰国される際、あるいはマレーシアに戻られる際、それぞれの政府がどのような対策を行なっているかはその時々で確認が必要ですが、今回私が経験したことが参考になるだろうと思いますので、ぜひご確認下さい。

日本からマレーシアへの渡航の前提

  1. 日本からマレーシアへの再入国
  2. フライトはANA NH815便(成田国際空港発、KL着)
  3. 家族3名での渡航
  4. 渡航日は2021年8月13日

マレーシア再入国時に必要な手続き

こちらの流れで一通りの説明をしていきます。

① マレーシア再入国の準備

  1. ① - 1:MyEntryサイトへの再入国許可の申請
  2. ① - 2:フライト日程の調整
  3. ① - 3:MySafeTravelでの隔離ホテルの予約と支払い
  4. ① - 4:PCR検査

② 機内での準備

  1. ② - 1:チェックイン
  2. ② - 2:マスク着用必須

③ マレーシア入国後

  1. ③ - 1:入国者情報の入力
  2. ③ - 2:PCR検査
  3. ③ - 3:隔離施設への移動

それでは、手続きの流れに沿って、それぞれの説明をしていきます。

皆さんに全ての情報が必要ではない可能性もありますので、必要な情報を拾い読みしてください。

① マレーシア再入国の準備

マレーシアへの再入国では以下の4点の準備が必要となりました。当たり前の部分もありますが、それぞれを説明していきます。

なお、在マレーシア日本大使館のサイト情報を確認し、どのような準備をしていくかを確認、対応ください。こちらの内容が正式な手続きになります。

ご紹介する手続きでは、一部イレギュラーな対応をしている部分もあるかと思います。

① - 1:MyEntryサイトへの再入国許可の申請

まずは、マレーシア政府にマレーシアへの入国を許可してもらうための申請をMyEntryより行う必要があります。

今回、私たちの場合はビジネス目的での日本帰国でしたので、その内容にて申請を行いました。

本来はマレーシア出国前にマレーシアへの出国と再入国の許可を得る必要があります。私はその点をミスってしまい、マレーシア出国時は特に手続きをせずに出国してしまいました。

そのため、今回の申請時にはいくつか追加で状況を説明する必要がありましたが、必要な書類を準備して、申請することで許可を得ることができました。

再入国許可申請に必要な書類は以下になります。

  1. パスポートの顔写真ページとビザのステッカーのページ(全員分)
  2. ビザのアプルーバルレター(全員分)
  3. フライトチケット(全員分)
  4. 会社からのレター(自分の身分の確認と渡航目的の確認)
  5. ビジネス目的である補助資料

必要書類をオンラインで提出すると、受付に2日ほどかかり、審査には2~3日ぐらいかかりました。

合計5営業日ほどで承認かそうでないかの連絡が届きました。

今回は、無事に家族で許可をいただき、次の手続きへ進めることができました。

① - 2:フライト日程の調整

マレーシアへの再入国の許可を得たことで、フライト日時を確定させます。エアラインによっては、コロナ禍でのフライト変更には寛容で変更手数料などを不要とする対応をしてくれるところがあります。

私が利用させていただいたエアライン(ANA)でも電話口で相談に乗ってもらい、スムーズにフライト日時を確定させることができました。

現在のフライト事情としては、日本政府の水際対策として海外からの入国制限を行なっており、それにより日本への入国便数がかなり制限されていると聞いています。

それに合わせて日本からの出国便もそれぞれの国の事情で決まってくるところがあるらしく、期待のフライトで戻れるかどうかはその時の事情によりますので、余裕をもった再入国のプランが必要になるかと思います。

① - 3:MySafeTravelでの隔離ホテルの予約と支払い

フライト日時を確定させましたら、MySafeTravelのサイトで隔離ホテルの予約と支払いを行います。

必要情報を入力するとホテルのランクが選べ、自分が滞在したいホテルを選択できます。
ホテルを指定しない場合は費用は安く、ホテルを指定しゆったりとした隔離生活を送る場合には追加の費用が必要になるという仕組みです。

プレミアムサービスを受けられるホテルは、以下のホテルがリストアップされており、サイトより選択することになります。

しかし、タイミングにより選択肢が少なかったり、希望とは異なるホテルに滞在することにもなるということで、その点はご注意ください。

プレミアムサービスを受けられるホテル

  1. Marriott Putrajaya
  2. Sama-Sama KLIA
  3. Dorsett Grand Subang
  4. Hilton Petaling Jaya
  5. Sunway Clio Hotel
  6. Hotel Hilton Garden Inn
  7. Hotel Movenpick
  8. Hotel Crystal Crown
  9. Grand Millennium Bukit Bintang
  10. Hotel Istana Kuala Lumpur
    (2021年9月1日まで)
  11. Hotel Royal Kuala Lumpur
  12. Impiana KLCC Hotel
  13. Swiss Garden Bukit Bintang
  14. Ibis KLCC
  15. Hotel Furama

今回は、14日間の隔離中も仕事をする必要があり、お金を支払ってでも良いインターネット環境を確保しようと思い、奮発しました。家族3人での滞在ということもありますが、支払いはそれなりの金額になりましたね汗

参考までに、かかった費用は以下になります。

入国後の隔離に関連してかかった費用(家族3人)
PCR費用RM1,500(約4万円)
隔離費用RM7,800(約20万円)
滞在費用RM8,694(約23万円)
輸送費用RM330(約9千円)
合  計RM18,324(約48万円)

① - 4:PCR検査

日本でのPCR検査は、現在ではたくさんの病院で行われていますが、どこも1回あたり30,000円ほどかかるところが主流になっていました。
そんな中で良心的なクリニックを教えてもらい、そちらのクリニックで検査と陰性証明書の発行をお願いしました。

私たちが選択したPCR検査施設はこちらになります。

Tケアクリニック

住所:
東京都港区浜松町2-13-9-2F
時間:
9:00-14:30 / 15:30-19:00
費用:
1人当たり22,000円

※土日祝祭日も受診可能。

病院には予約をして向かいましたが、それでも十数人は待っている状況でした。検査の順番が来ると、医師によるオンライン問診があり、その後に検査を行うことになります。

PCR検査専門の施設なので、かなりスムーズに進めていただけたかと思います。検査結果もすぐに連絡があり、安心できるサービスレベルでしたね。

マレーシア入国では、72時間以内のPCR検査での陰性証明書が必要になりますので、フライトの2日前に予約して取得するのがよいかと思います。

さて、ここまでの用意をすることで晴れてマレーシア行きのフライトに乗ることができます。

いろいろな書類で確認はしていて問題ないだろうと思っていましたが、実際に自分が経験していないと不安なところはあり、マレーシアに入国できるまで不安は尽きない準備となりました。

② 機内での準備

日本で準備するべきは準備をし、いざマレーシアへの入国になります。

② - 1:チェックイン

日本では成田空港からの出発になります。成田空港には日本に到着した時以来ですので、約2ヶ月半ぶりの再訪です。

今時点でも人は少なく、どんよりとした雰囲気に包まれていました。

チェックインカウンターに行き、必要書類を手渡すと一つ一つの書類を確認してもらいました。

人が多い時ではこのような対応も難しいでしょうが、コロナ禍では致し方ないですね。

この日も寂しい人数でのフライトとなりました。パッと見た感じでは20名弱ぐらいのお客様だったのではないかと思われます。

搭乗した飛行機内の様子

このようにお客が少なく、採算があっていなくても運行してくれて、本当にありがたく思いました。

② - 2:マスク着用必須

基本的にはフライト中はマスク着用となります。お食事をするときやドリンクを飲むときにはマスクを外せますが、マスク着用が標準となります。

それ以外では、基本的なサービスは変わりませんでした。

③ マレーシア入国後

定刻でのフライトを終えて、マレーシアへの入国手続きになります。

通常日本からの便はターミナルCに到着となり、そこからモノレールに乗っての移動となりますが、現在はモノレールの運行も止まっており、バスでの移動となりました。

③ - 1:入国者情報の入力

イミグレーションのデスク周辺までくると、入国者の情報を入力し、リストバンドをつけてもらいます。

リストバンドにはいつからいつまでの隔離が必要かが示されており、その期間が終わるまでこのリストバンドはつけたままになります。これを誤って外してしまうと罰金などありますので、隔離期間が終わるまでしっかりとつけておきましょう。

③ - 2:PCR検査

リストバンドをつけた後には、PCR検査になります。日本の入国時は唾液での検査でしたが、マレーシアの入国時は鼻や喉へ綿棒を入れての検査になります。

このPCR検査では検査結果が出るまで待つことなく、隔離施設への移動となります。

PCR検査の結果は、後日MySejahteraのアプリ上で確認できるということで、マレーシアではCovid-19関係ではMySejahteraに統一されていますね。
実際、3日後ぐらいにアプリケーション上で確認できました。

③ - 3:隔離施設への移動

いよいよイミグレーションでのパスポートチェック、入国手続きとなります。ここでもそれほど待つことなく手続きをしていただき、パスポートにもスタンプを押してもらって入国手続きは完了です。

その後は、荷物を確認し、自分たちを待っていたバンに乗り込み、ホテルへと向かいます。ここでトラブル発生です。

元々、ホテルはお金がかかってもインターネット環境が良いホテルを、と「Marriott Putrajaya」を予約していましたが、なんといっぱいで入れないとのこと。

そこで用意されたホテルが、「Dorsett Grand Subang」でした。自分が滞在したことのないホテルだったため不安が募ります。

隔離のみですし、贅沢は言えないと思っていますが、仕事ができないのは致命傷なため、インターネット環境は死活でした。

ホテルに着いて真っ先に確認したのもインターネット環境ですが、とても安心できるレベルのインターネット環境ではありません。。。

しかしその後、数日の隔離生活を送るなかで、インターネットの方はなんとか仕事を行うのに耐えうるサービスであることがわかりました。
また、お食事は思いの外気にかけてもらい、毎食異なる食事を用意してくれて、快適に過ごしています。

隔離中の食事の様子

隔離ホテルの朝食2
隔離ホテルの朝食2
隔離ホテルの昼食1
隔離ホテルの昼食2
隔離ホテルの夕食1
隔離ホテルの夕食2

最後に、今回の隔離生活を行うにあたり、日本でいくつかの商品を調達してきましたので、おすすめのものを以下にご紹介しますね。

  • ★トラベルマルチクッカー

    隔離中はホテルの部屋から出ることができません。ホテルの電気で料理ができる方法がないかということで、こちらのクッカーを購入してきました。

    ごはんを炊いたり、煮込んだりすることができますので、日本から用意してきたお米、スープやカレーの素などをこのクッカーで調理、おかげでホテルの食事に飽きることなく対応できています。

    ≫ トラベルマルチクッカー - ヤザワ

    トラベルマルチクッカーで調理したカレー

  • ★乾燥野菜ミックス

    ホテルの食事では、偏った食事になるかとの懸念があります。やはり野菜などは少なく、それを補うのに乾燥野菜ミックスを購入してきました。

    これがあれば、スープなどに追加することで野菜不足も補えますね。

  • ★洗濯バサミ、ハンガー

    隔離中はホテルのシャワールームで洗濯をすることになります。ホテル側に伝えれば用意してもらえるかもしれませんが、洗濯バサミやハンガーは予備も含めて各自で用意しておくと良いですね。

さて、いかがでしたでしょうか?

日本からマレーシアへの入国時の手続きの流れです。毎日のようにルールが変わり、何が正しいのか判断が難しいところもありましたが、色々と最新の状況を調べながらマレーシアに到着できました。

もし、みなさんがマレーシアへの入国・再入国を希望されるのであれば、ぜひこちらの内容を参考にしつつ、最新の情報を組み合わせて入国計画をしていただければと思います。

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