2021/08/12
マレーシアより、こんにちは。こちらマレーシア情報局です!
MM2Hビザが新しいプログラムとなって2021年10月から再開されると発表されました。
金銭的により余裕のあるリタイアメント層、また高所得者層をターゲットとし、マレーシア国内経済の活性化に十分貢献できる外国人を求めていることがうかがえます。
今回発表となった新しい申請条件やその他要点は、以下の通りです。(※2021年8月11日の内務省の発表内容に基づく)
※2022年2月以降、オンラインでの新規申請が可能となっており、ビザ申請、取得までのプロセスを行える状況となっております。新条件発表時(2021年8月)の内容と実際の運用内容が一部異なる場合があります。最新情報は『マレーシアMM2Hビザ(ロングステイビザ)申請サポート』をご確認ください。
既存のMM2Hビザ保持者の方は『MM2Hビザの更新とは』をご確認ください。
1. 経済的証明
● 金融資産証明:
RM1,500,000(約3,750万円)以上の金融資産証明が求められる。
(※変更前は50歳以上の方はRM350,000、50歳未満の方はRM500,000)
● 定期預金額:
RM1,000,000(約2,500万円)以上の定期預金が求められる。
(※変更前は50歳以上の方はRM150,000、50歳未満の方はRM300,000)
不動産の購入や、医療、子どもの教育の目的で元本の最大50%まで引き出しが可能。
● 月収証明:
RM40,000(約100万円)の月収証明が求められる。
(※変更前はRM10,000)
2. 申請者の年齢別カテゴリー
次の2つのカテゴリーに分けられる。(1) 35歳~49歳、(2) 50歳以上。
(1) 35歳~49歳の方は、別途以下の要件がある。
1. 年間90日以上のマレーシア滞在が求められる。これは、マレーシア国内経済への貢献という意味で、物件の購入や賃貸、保険、教育、飲食、観光などの各方面での消費を促すものである。
2. 配偶者、子供、両親、配偶者の両親も帯同する場合、帯同者1人当たりRM50,000を定期預金額に追加する必要がある。
(2) 50歳以上の方は、マレーシアへの滞在要件はなし。
3. ビザの有効期間
MM2Hビザの有効期間は5年。5年後、申請時の条件を満たせば更新も可能。
(※変更前の有効期間は10年)
4. ビザ更新
既存のMM2Hビザ保持者の更新には、新しい申請条件が適用される。ただし、猶予期間が1年設けられ、その間に新しい条件を満たすことができれば更新可能。
5. ビザ発給費と申請処理手数料
ビザ発給費はRM500/年となる。
(※変更前はRM90/年)
また、処理手数料として申請者RM5,000、帯同者RM2,500が必要となる。
(※変更前は処理手数料はなし)
オンラインシステムの導入など、MM2Hビザ保持者へのサービスを向上させるためのもの。
6. 受け入れ人数の制限
MM2Hビザ保持者(帯同者も含む)の人数は、マレーシアの人口の1%を超えないこととする。
7. 無犯罪証明
無犯罪証明は引き続き必要となる(申請者&帯同者)。
8. MM2Hプログラムの管轄
MM2Hビザの管轄は2021年10月から移民局となる。
上記の通りですが、申請条件のハードルはかなり引き上げられた形となっています。
弊社はMM2Hビザの政府公認代理店として活動しておりますので、申請に関するご質問、ご相談などございましたらお問い合わせくださいませ。