2021/05/10
マレーシアより、こんにちは。こちらマレーシア情報局です!
今年の日本のゴールデンウィークは、飛び石の日を有休取得することで11連休の方もいて、ゆっくりできたのではないでしょうか?
とはいえ、日本の国内でも緊急事態宣言などが出ておりますので、それほど楽しむこともできなかったかもしれませんね。
こちらマレーシアでは、現在ハリラヤ(断食)の時期になります。
断食といっても1ヶ月の間何も食べないということではなく、日没から日の出までの間(夕方以降から翌未明まで)に一日分の食事を摂るという形になります。
そのため、昼間は省力化(仕事も手を抜けるところは抜く。)し、夜以降に活動的になります。そのため、夕方のバザーなどがこの時期の楽しみでもあります。
しかしながら、昨今のインド変異株騒ぎがマレーシア国内でも現実味を帯びてから、規制を厳しくする方向にあり、5月6日よりマレーシア各地で行動制限令を再発令しております。
マレーシアでの行動制限には、現在、以下の4つのレベルがあり、左に行くほど厳しい規制になっています。
⓪ EMCO → ① MCO → ② CMCO → ③ RMCO
地域の感染状況に応じて、必要となる行動制限のレベルを上記の4つの中から選択している状況です。
これまで、ジョホールバルでは②の行動制限でしたが、5月7日より①の行動制限に変わりました。これはスランゴール州やクアラルンプールでも同様の流れになります。
MCO期間中のSOPもエリアにより変化がありますので、日本大使館からの情報なども確認の上で行動いただければと思います。
そしてマレーシアでは、Hotspot Identification For Dynamic Engagement (HIDE)というシステムの運用をスタートしています。
Hotspot Identification For Dynamic Engagement (HIDE)
https://www.mosti.gov.my/web/berita/hotspot-identification-for-dynamic-engagement-hide/
こちらは陽性者のホットスポットを識別し、感染リスクが高いショッピングモールなどでは3日間の閉鎖を要請するという取り組みになります。
これだと大きなショッピングモールほどホットスポットになりやすく、多くのお店に影響を与えてしまうことになりそうですね。
すでに運用は始まっておりますので、お近くのショッピングモールが閉鎖になっているかどうかを確認の上で、お出かけいただければと思います。
【2021年5月12日追記】
5月10日の政府発表によって、5月12日から6月7日まで全土でのMCOへと切り替え、規制を厳しくしていくことになりました。
マレーシア保健省が日々まとめているグラフの推移によれば、5月末には再度一日の感染者数が5,000名を超える状況になるという点が危惧されています。
今回の3度目のMCO(MCO3.0)では、経済活動は止めずに何とか経済と健康リスクを調整していきたいという政府の意向がありますので、MCO1.0と比べ経済活動は一定の制限の中はあるものの許可されています。
なお、MCO3.0に伴うSOPでは、色々と混乱も発生しているとのことで、関係各所での調整をした上で、スムーズな移行が期待されています。
今後もSOPの見直しは適宜行われていくと思いますので、常に最新の情報を得るよう努めましょう。
日本大使館からの案内(5月23日発表のSOPの内容)もご確認ください。