2020/11/26
ジョホールバルより、こんにちは。こちらマレーシア情報局です!
11月22日はジョホールスルタンの誕生日でしたが、この日にRTSプロジェクトの起工式と、パシルグダンの市への都市宣言が行われました。
ローカルニュースは以下の記事をご確認ください。
【参考】"Sultan of Johor proclaims Pasir Gudang a city" New Straits Times. 22 Nov 2020(最終閲覧日:2020年11月26日)
ジョホール州では、ジョホールバルとイスカンダルプテリが市となっていましたが、新たにパシルグダンが都市となりました。
日本の感覚ですと、市町村の合併等により町村が市になっていく印象がありますが、こちらパシグルダンの場合は、町の人口等が増えて、今回の格上げになったということになります。
このニュースでマレーシアの行政区分はどうなっているのかなというのが気になったので、『Wikipedia』で確認してみましょう。
内容をまとめてみると以下の通りになります。
マレーシアでは、日本の都道府県にあたる行政区分が州になります。現在州の数は13州となっており、ジョホール州もそのうちの一つになります。また、連邦直轄領という行政区分もあり、それに該当するのが、クアラルンプール、ラブアン 、プトラジャヤの3エリアになります。
なお、13州のうち9州にはスルタンが存在しており、マレーシアの国王はこの9名のスルタンの輪番制で任命されることになっています。
日本の市町村に当たるのは、首都特別市(略称DB)、特別市(略称MB)、一般市(略称MP)、町(略称MD)、町(略称LB)と区分されています。
それぞれに設立要件が定義されており、DB&MBは州都であり、50万人以上の人口を擁することとなっています。MPは州都であるか郡役所があることと15万人以上の人口を擁することが求められています。MD&LBは15万以下の行政区分ということになりますね。
また、それぞれの行政予算にも違いがあり、DB&MBではRM100万以上、MPではRM20万以上、MD&LBではRM20万以下となっています。
今回のパシルグダンの発表では、MPPGからMBPGへの変更が記載されていますので、行政予算もRM100万以上になっていくことになりますね。
このエリアは、日系企業の製造業の拠点であったり、港湾もあって物流拠点でもあったりしますので、今後もジョホール州の製造業を支えるエリアになっていってもらいたいですね。
ぜひ、パシルグダンに進出の場合は、モレックパインの弊社預かりユニットを選んでくださいね笑