2020/09/02
ジョホールバルより、こんにちは。こちらマレーシア情報局です!
今回は「8月のRMCO(回復期行動制限令)におけるマレーシア国内での動き」を振り返ってみたいと思います。
いよいよ9月がスタートしましたね。
今年は時間が経つのが早く感じています。そう思うのは私だけでしょうか???
今年も残すところ4ヶ月となりました。しっかりと成果が出るように活動していきたいところですね。
さて、8月のマレーシアの動きをおさらいしてみましょう!
上の画像は、マレーシアでの2020年8月におけるCovid-19の感染状況の推移です。新規感染者数としては、一桁か二桁での推移になりますね。
マレーシア国内のニュースを見ていると、国内の感染状況を共有したり、SOP違反者の罰則の状況を共有したりして、なんとかCovid-19の感染拡大を防ごうと努力されているところです。
その努力の甲斐もあり、ここ数ヶ月はこのようなグラフの推移状況ですね。
【参考】"マレーシア、軽度の活動制限を12月末まで延長" 日本経済新聞. 28 Aug 2020(最終閲覧日:2020年9月2日)
8月28日のマレーシア首相による記者会見があり、マレーシアのRMCOを12月31日まで延長するという発表がありました。
正直、現在の状況からすると行動制限がなくなるのは考えにくく、なんらかの規制の下での生活を強いられるのかという想定はありました。なので、この発表自体には現地でのインパクトはそれほどでもなかったかなという印象です。
ジョホールバルはシンガポールに隣接している街で、ジョホールバルからシンガポールに働きに行っているマレーシア人が多いのですが、そうした人たちがこの発表を受けて、一旦地元に帰る決断をしているという流れはありそうですね。
そうなるとジョホールバルの人口も減っていきますので、地域経済にさらに影響を及ぼすことは間違い無いでしょうね。
【参考】"マレーシア・シンガポール間の限定的な人の往来に関する手続(2020年8月18日)" 在マレーシア日本国大使館. 18 Aug 2020(最終閲覧日:2020年9月2日)
8月1日にマレーシア入国管理局は、マレーシア・シンガポール間の限定的な人の往来に関する枠組みの発表があり、8月17日よりその枠組みで運用を開始しています。
当初はバスの運行があるのか、ないのかなどトラブルも発生していた模様ですが、現在は大きなトラブルもなく渡航されている模様です。
シンガポールのビザを持っていてマレーシアで待機していた方は、これでシンガポールで勤務できるようになりますね。とはいえ、まだまだ短期の滞在ではなく中長期での滞在を求める枠組みとなっていますので、さらなる緩和が待ちどしいですね。
【参考】"シンガポール ニュージーランドとブルネイから入国緩和へ" NHK. 22 Aug 2020(最終閲覧日:2020年9月2日)
8月21日のシンガポール政府による記者会見では、ブルネイとニュージーランドとの入国緩和を9月1日から始めることになりました。
いわゆるグリーンゾーン国ということでしょうか。
シンガポール政府から見て、ブルネイとニュージーランドは感染リスクが低い国として、それらの国の観光客を隔離なしで受け入れをスタートします。
この取り組みでも感染者が急増しなければ、マレーシアや日本とも国境を開いてくれる可能性もありますので、そうした動きは楽しみですね。12月末まで待たなくとも実現されることを願います。
【参考】"茂木外務大臣のシンガポール及びマレーシア訪問" Ministry of Foreign Affairs of Japan. 14 Aug 2020(最終閲覧日:2020年9月2日)
8月13〜15日にかけて、茂木外相がシンガポールとマレーシアに訪問し、今後の国境緩和に向けた意見交換をされました。
現在の日本政府のスタンスは、海外からは入国を受け入れないというスタンスです。
そのため、マレーシアは一定の条件をクリアすれば、他国の人の受け入れもしている状況のため、日本政府側とのギャップが生まれています。
そうしたギャップを埋めるべくシンガポールやマレーシアを日本のグリーンゾーン国に認定いただき、今後の両国間の緩和に向けた議論に拍車をかけてほしいと切に願います。
が、安倍首相が辞任されるニュースもありますので、そうした辞任が国家間の交渉への影響が最小限になるように願いたいですね。
8月22日にクアラルンプールにて、MM2Hエージェント協会の年次総会が開催されました。
今年の総会は、コロナの影響でいつも良い遅いタイミングでの総会となりましたが、2年ごとに行われている委員の選挙なども行われ、新しい委員、執行部で今後の協会運営が行われます。
MM2Hビザは、マレーシア移住を検討されている方にとっては、とても魅力あるビザですので、そうしたビザの魅力を維持しながら、よりよい制度への変更を遂げていってもらえればと切に願います。
コロナ禍のマレーシアの経済を牽引するのに、外国人による経済活動は、マレーシアにとってもベターな経済政策になるのでは無いかと期待しています。
8月の振り返りはいかがでしたでしょうか?
今回取り上げなかったニュースの中では、SOP違反に対する罰金がRM1,000というのが安すぎるので、RM10,000にしようというニュースもありました。
この8月もいろいろと動きがあったマレーシアでした。
<関連記事はこちら>