2021/06/16
マレーシアより、こんにちは。こちらマレーシア情報局です!
6月15日、ムヒディン首相が今年いっぱいまでの国内規制緩和に向けた計画を発表しました。6月1日からフルロックダウンを実施しているマレーシアでは、実施前と比べ日々の新規陽性者数は減ってきてはいますが、まだ5000~6000件/日ほどの報告があります。
6月28日まではフルロックダウン(第1段階)となる予定ですが、今回の発表はそのあとの規制に関する大まかな動き、流れの指標となります。
【2021年6月28日追記】
以下の指標で条件を満たすまで、第1段階が継続されることが発表されました。
今回、規制緩和の4つの段階が発表となりました。
各段階への移行タイミングは、1日の新規陽性者数、ICUの病床使用状況、ワクチン接種の進捗度によって決定される模様です。そして、各段階で少しずつ経済活動やSOPを緩和していく方針です。
各段階への移行予想時期と条件は以下になります。
第1段階 : ※第2段階への移行指標を満たすまで
※エッセンシャルサービス以外の操業が許可されない
第2段階 : 6月末~8月末まで
第3段階 : 8月末~10月末まで
第4段階 : 10月末~
詳細内容は、日本大使館のページをご確認ください。
【参考】"【新型コロナウイルス】ムヒディン首相による国家回復計画の発表、マレーシア「完全ロックダウン」期間中におけるタクシー乗車人数に関する規制(2021年6月15日)" 在マレーシア日本国大使館. 16 Jun 2021(最終閲覧日:2021年6月16日)
この達成予想は、ずれる可能性ももちろんありますね。
特にワクチン接種の予想達成は難しそうな印象ではあります。6月14日現在でのワクチン接種状況(2回完了している)は人口の5%弱ですので、ペースを上げていくことは1つの大きな課題となりそうです。
政府も接種スピードを上げていくため、ワクチン在庫を増やしたり、接種会場の増設、移動式トレーラーの運用などの対応を進めています。
何とか少しでもスムーズに計画が進んでいくことを願っています。