2021/05/04
マレーシアより、こんにちは。こちらマレーシア情報局です!
先日、マイクロソフトによるマレーシアへの巨額のIT投資のニュースを出させていただきましたが、今回は日系企業のニュースになります。
NTTグループがサイバージャヤに5つ目となるデータセンター(CBJ5)の開所式を行いました。この開所式には、マレーシアの岡大使も参列され、祝辞を述べられております。
参列の様子は、日本大使館サイトをご確認ください。
サイバージャヤに行きますと、NTTグループのデータセンター群の規模が大きいので見つけることは容易です。
これまでのビジネス状況やマレーシアとの良好な関係構築の状況を感じられます。
また、このデータセンターに合わせて、東南アジアの各地域へのネットワーク環境を改善するべく海底ケーブルについても開発を進めていくとのことです。
東南アジアでは、モバイル端末を持つことでインターネットの世界に入る方が多いですが、そうした方々への海外のインターネットサービスにアクセスするためのインフラになります。
特に、インドでの人口増加に合わせたインターネット利用者の増加、今後の見通しを考慮しての海底ケーブルの強化政策になります。
今回の海底ケーブルは、シンガポールからムンバイ、チェンナイ、ミャンマーを結ぶプロジェクトになります。
こうしたニュースを見ると、普段は無線で利用しているインターネットサービスも、最終的にはこうした海底ケーブルの中を信号が往来し、我々にサービスを提供していると考えると、インターネットのインフラの中のインフラのような重要なプロジェクトになりますね。
海底ケーブルの経路などは、地図でご確認ください。
以前、海底ケーブルが切断してしまったこともあり、その時はインターネットの接続もままならなくなりました。
現在では、その当時よりさらにインターネットを利用している人口が増えていますので、トラブルがあっても回復しやすい環境作りが求められています。
インターネットの素晴らしいアプリやサービスに我々は関心がありますが、そうしたアプリやサービスを支える海底ケーブルを日系企業が頑張って敷設してくれているというのは誇らしいニュースになりますね。