2021/02/22
マレーシアより、こんにちは。こちらマレーシア情報局です!
とても残念ではありますが、世界はCovid-19のウイルスにより日常を奪われたままとなっています。
マレーシアでも政府を挙げての行動制限令などを行なっておりますが、日々日々陽性者は出ており、なかなか封じ込め政策は成功することができておりません。
このまま封じ込め政策を続けると経済的な打撃が大きくなり、それはそれで問題となりますので、経済性とCovid-19のリスクのバランスをとりながら政策の舵取りをしていかないといけない状況です。
そんな中、いよいよ待望のワクチンがマレーシアにも到着しました。今月(2月)末から段階的に接種が開始される予定となっています。
【参考】"First shipment of Pfizer-BioNTech Covid-19 vaccine arrives in Malaysia" Malay Mail. 21 Feb 2021(最終閲覧日:2021年2月22日)
日本でもCovid-19のワクチンが到着していますが、マレーシアにも到着し始めています。
世界的にもワクチンを打っている人は増えておりますので、どんどんワクチン接種によりCovid-19に対する耐性を高めていければと期待したいところです。
ワクチンというと、副作用など心配されることもありますが、今の所、大きな副作用の話もないため、確実にCovid-19に効果があるのであれば、ぜひぜひ打っていきたいなあと個人的には思います。
我々のように外国に住んでいる者としては、その国が外国人に対してどのような考えを持つかは、いろいろな意味で生活にインパクトがあります。
今回のCovid-19ワクチンに関しては、マレーシア政府は外国人への接種も考えてくれているようで、この判断には本当に助かります。
マレーシア政府が発表したワクチンプログラムについては、以下の日本大使館ページに詳細が掲載されています。
【参考】"【新型コロナウイルス】マレーシア国家ワクチンプログラムについて" 在マレーシア日本国大使館. 16 Feb 2021(最終閲覧日:2021年2月22日)
上記ページにもありますが、マレーシア政府は、6,670回分(人口109.65%相当)のワクチンを複数のワクチン会社より調達する予定で、2022年2月までに成人の80%に接種していく予定となっています。
ワクチンの内訳は以下になります。まぁ、どのワクチンというのは、選べないのでしょうかね。。。
ファイザー(米) | 3,200万回分(人口50%相当) |
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アストラゼネカ(英) | 1,280万回分(人口20%相当) |
Sinovac(中) | 1,200万回分(人口18.75%相当) |
CanSino(中) | 350万回分(人口10.9%相当) |
ガマレヤ研究所(露) | 640万回分(人口10%相当) |
まだまだ、18歳未満の未成人への接種は予定にない模様ですが、今後、未成人への副作用などの調査が済めば、未成人への接種も考えていくのだろうと思われます。
日本のニュースでも連日、ワクチンの接種プロセスを検討されている地方自治体の皆様方のチャレンジが放送されておりますが、マレーシアでも同様にいかに効率的にワクチンを接種していけるかがこれから重要になってきます。各国のベストプラクティスを共有しつつ、より良い方法で、Covid-19のリスクを減らしていってほしいですね。
ワクチン接種の新しい取り組みが、Covid-19の猛威ともおさらばなる政策であってほしいですね。