2020/11/24
ジョホールバルより、こんにちは。こちらマレーシア情報局です!
先日日本の研究チームから「新型コロナウイルスの実態を再考する―感染7段階モデルver.2の紹介」という研究論文が発表されていましたね。
この論文では、今年6月に1回目の発表を行っており、それから現在までのウイルス被害の状況を研究しつつ、どのような段階でどのような症状が発生しているのかを模索している論文になります。
本論文の論調としては、以下のようになります。
● 「コロナは、重介護を要する高齢者が発症すると、その 2割弱が死亡に至る病気であり、若年から壮年まではほぼ普通の風邪」と考えてもよいのではないか
● 現在、特定感染症2類相当になっているが、肺炎等の症状が出た後を特定感染症2類相当にするべきではないか
● PCR検査は無症状の方にも、行動制限等を要請するため、反対の立場
● ワクチンに対しても否定的な立場
こちらはあくまで日本での被害事例からの研究にはなりますが、なるほどと学べるポイントが多数ありますので、まだ目を通されていない方は、ぜひ確認されることをお勧めいたします。
さて、本日ご紹介したいのは、マレーシアでのCovid-19の感染被害状況になります。
11月23日にマレーシア政府より発表のあった内容をご紹介します。
まず、マレーシアでの11月22日までの被害としては、以下のグラフに示すような状況になります。
これまでの感染者数は54,775名になり、回復者が49,309名です。そしてお亡くなりになった方は335名です。感染者に占める死亡者は0.6%になります。1,000人の感染者のうち、6名が死亡しているという統計情報になります。
最近は、感染者が1,000名前後を行ったり来たりしており、まだまだ落ち着いてはおりません。
これまで死亡された方の情報からは以下の情報を読み解くことができます。
● 60歳以上の方の死亡率が高く、全体の64%になっています。
● 新型コロナウイルスによる死亡率で、少なくとも一つの健康問題があるケースが87%となっています。具体的な症例としては、グラフでは以下のような数字になっています。
こうした具体的な数字が見えてくると、普段からの健康維持を大切にし、新型コロナウイルスに感染したとしても重症化しないような対策も必要そうですね。
SOPを遵守することも大切ですが、普段からの食生活の見直し、適度な運動&睡眠も大切ですね。