2020/07/30
ジョホールバルより、こんにちは。こちらマレーシア情報局です!
本日は、電気代に関するマレーシア政府のMCO(行動制限令)支援策についてちょっとご紹介しますね。
マレーシアの電力会社は、Tenaga Nasional Berhad という会社ですね。現地では略してTNBと言ったりもします。
このTNBからの今月の電気料金の請求が面白いことになっていました。
以下の画像をご確認ください。
この画像は、我が家でのTNBのモバイルアプリで確認できる電気の請求額の推移になります。
なんと、7月の請求金額はRM-67.20となっていますね。。。電気を使っているのに、マイナス請求とはどういうことか???と思ったわけです。
今月の明細を確認すると、いつもは無い以下の情報が入っておりました。いろいろ書かれていて、しかもマレー語ですので、なかなか分かりにくいですね。
マレーシア政府とTNBでは2つのMCO支援策を展開しています。
Diskaun Rangsangan Ekonomiと今回のBantuan Prihatin Elektrik(BPE)ですね。
前者は当初2%割引でしたが、新たに8%追加されて、合計10%の割引となります。この割引は、2020年4月から12月まで続きます。
後者は、7月一回のみの割引で、4月から6月までの3ヶ月間の電気料金をRM77を割引してくれます。
これらの割引が7月の請求で精算されているため、先のマイナス請求となっているということですね。
添付の一覧でいうとA3,B3,C3,D3の箇所がDiskaun Rangsangan Ekonomiになりますね。
D4は4月〜6月までを遡って、繁栄している箇所です。
D8がBantuan Prihatin Elektrik(BPE)の箇所になりますね。
今年の行動制限令中以降にはTNBの請求について、いろいろとトラブルも報道されていました。
検針のタイミングが遅くなり通常より高めの請求になっていたとして、混乱も生まれていました。そうした問題を、この2ヶ月ぐらいでリカバリーして、しっかりと形にしているのが現在のマレーシアですね。
とてもスピーディーな対応で、マレーシア政府のCovid-19に対するしっかりとした姿勢がこうしたところからも感じられますね。